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対中国輸出、実利なし

Posted July. 13, 2001 10:15,   

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韓国企業がこぞって中国市場に進出しているが、主力の輸出品が原料を単純加工したものであったり、付加価値の低い汎用製品に集中しており、実利がないと見られている。

これにより、製造業の競争力を高め、先端高級製品を開発しない場合、中国の後発企業に押され、中国市場は勿論のこと、米国、日本、欧州などの先進国市場まで奪われる恐れがあると懸念されている。

13日、全国経済人連合会(全経連)傘下の韓国経済研究院が「中国での韓国製造業の競争力」を分析した結果、韓国から中国への最多輸出品目は、中東産の原油を加工した石油で、99年だけでも11億ドルの輸出高を示している。

また、紙類(5位)、染色織物(9位)など、高い技術を必要としない製品が対中国輸出品の上位を連ねている。

このような結果は、韓国が半導体、デジタル、家電など、高度の技術を必要とする先端電子製品を中国に輸出しているとの一般的な考えをあっさりと覆したもの。

韓国経済研究院のパク・スンロク研究委員は、「中国が経済開発の過程で莫大な量の国内向け石油を必要としているが、まだ原油の精製施設が整っていないので、韓国産の石油を使っている」、「精油設備の投資が終われば、韓国産石油の需要は減るだろう」と説明した。

韓国は、ブラウン管(2位)半導体(4位)など、電子関連の高級製品も持続的に輸出しているが、供給過剰が問題となっている石油化学製品など、単価が低いものが依然として主流を成している。

底知れない成長潜在力を持つ中国市場をめぐり、各国の競争が激しくなるにつれ、韓国製品の中国での競争力はどんどん落ち込んでいる。

韓国は、エチレン、プロピレンなどの石油化学分野ではトップを示しているが、ダイオードとトランジスタは5位、半導体は4位に止まった。携帯の端末がトップであるのを除けば、情報通信分野でも米国、日本、台湾、スウェーデンなどより後れを取っている。

韓国経済研究院は「韓国が黒字を出している品目は、中国政府が輸入代替産業を育成するレベルで新増設を計画中の分野」とし、「中国市場の構造変化に沿った対策が必要である」と指摘した。



朴元在 parkwj@donga.com