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イラク戦による輸出損失額、5500億ウォン

イラク戦による輸出損失額、5500億ウォン

Posted March. 22, 2003 22:33,   

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イラク戦争が短期戦で終わるという期待が膨らむにつれ、国際原油価格と金価が急速に落ちている。しかし戦争の影響で、韓国の輸出の損失額は益々増えており、航空業界にも被害が拡散している。

▲原油価格と金価格は安定〓韓国石油公社が22日に発表したところによれば、現地で21日、取り引きされた中東産ドバイ油の現物価格は1バレル=23.74ドルで、前日比で1.09ドル落ちた。これは昨年度平均価格である23.81ドルよりも低い。

これによって、政府の原油価格対策施行基準である10日平均価格は0.63ドル下がった27.92ドルとなった。29ドル線が崩れてから1日で、28ドル線まで崩れたことになる。

北海産のブレンド油の現物価格は24、97ドルで2.53ドルも下落し、西部テキサス産の中質油(WTI)は1.30ドル下がった27.52ドルで取り引きされた。

石油公社は、「米英連合軍がイラク南部の油井地帯を掌握し、中東で石油供給が正常に行われてから原油価格が大幅に下がった」と説明した。

国際市場での金価格は、3カ月ぶりに最低値を記録した。ニューヨーク商品取引所(NYMEX)で21日に取引された4月の物価格は前日比6.90ドル下がった1オンス=326.10ドルだった。

▲輸出・航空業界は被害〓産業資源部などによると、22日午後2時現在、イラク戦による輸出損失額は4604万5000ドル(291件)と集計された。

類型別では、△輸出商談の中断のためが3321万1000ドル(156件)で最も多く、△船積みと荷役の中断が949万1000ドル(74件)、△輸出代金回収の遅延が251万4000ドル(47件)などだった。運送運賃が上昇していることから、輸出業者の採算性も悪化が懸念されている。

現在、TEU当たり850ドルである中東航路の海上運賃が4月1日から1000ドルに上昇する予定であるうえ、中東地域を運航する船舶と航空機に対する追加戦争保険料も上昇している。

航空業界は国際線の乗客が大幅減少し、「泣き顔」になっている。大韓航空は最近、イラク戦などの影響で国際線搭乗率が70%に低下した。これは去年同期に比べ9%も減少した水準だ。

また、アシアナ航空も最近、中国を除いた全ての区間で搭乗率が60%台にとどまり、去年同期に比べてやや低下した。