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「三星、PDP特許技術侵害」で富士通が訴訟

「三星、PDP特許技術侵害」で富士通が訴訟

Posted April. 07, 2004 22:30,   

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日本経済新聞は7日、日本の富士通が、プラズマディスプレイパネル(PDP)関連技術の特許侵害を理由に、三星(サムスン)SDI、三星ジャパンなど、三星関連会社を米国と日本の裁判所に提訴したと報じた。

富士通は、三星SDIが生産したPDPを輸入販売する三星ジャパンを相手取り、輸入および販売禁止を求める仮処分申請を、東京地裁に提出した。また、米国カリフォルニアの中部連邦地裁に対し、三星SDI、三星電子、三星電子アメリカの3社を相手に、輸入および販売禁止と、損害賠償を求める訴訟を起こした。

富士通は訴状の中で「三星SDIが、PDPの明度を高め寿命を延長する発光構造に関する特許、様々なカラーの表現を可能にする特許など、10件あまりを侵害した」と主張した。

1967年からPDP関連技術の開発に着手、世界各国で800件あまりの特許を保有している富士通は、松下電器など日本の会社とは特許契約を結んだものの、三星SDIとは交渉が物別れとなり、提訴に至ったものとされる。

世界のPDP市場シェアは、富士通などが共同で設立した「富士通日立プラズマディスプレイパネル(FHP)」が23.9%と首位を占めており、三星SDIは20.0%と2位に付けている。

万が一、日米の裁判所が富士通の主張を受け入れれば、三星SDIはPDPを日米両国に販売できなくなるのはもとより、注文者生産方式(OEM)の供給にも大きな影響が予想される。

これに対し、三星SDI側は「富士通が主張している特許は、すでに知られている技術と判断、2月末、米国ロサンジェルスの連邦地裁に、PDP特許に関する無効訴訟を起こしている状態」だとして「今回、富士通が起こした訴訟は、これに対する応手の性格が強い」としている。

国内の業界では、今回の富士通の訴訟を、急浮上している韓国のPDPメーカーをけん制するためのものとみている。



許振碩 hanscho@donga.com jameshuh@donga.com