Go to contents

親北朝鮮サイトへのアクセス、水際での遮断不可能

親北朝鮮サイトへのアクセス、水際での遮断不可能

Posted November. 17, 2004 23:00,   

한국어

北朝鮮体制を賞賛する内容が掲載されているインターネットのいわゆる「親北サイト」が、政府からアクセス遮断措置を受けてからも、ネチズン(ネット利用者)に迂回のアクセスの手法を知らせたり、他のインターネット・アドレスを作ったりして韓国のネチズンがサイトを訪問するように仕向けている。

情報通信部(情通部)は、海外の特定サイトにネチズンがアクセスするのを水際で防ぐ手がないので、対策作りに苦慮している。

情通部は、KTとハナロ・テレコムなどインターネットサービス提供会社に、31の親北朝鮮サイトに対するアクセス遮断の行政命令を下したものの、これらのサイトの大半が海外にある「プロキシ(Proxy・代理)サーバー」を利用し、親北朝鮮の活動を続けていることが確認されたと、17日明らかにした。

親北朝鮮組織である韓国民族民主戦線(韓民戦)が運営するサイト「救国戦線」の場合、現在アクセスが遮断されてはいるが、プロキシサーバーの役割を行うサイトにアクセスすれば救国戦線の内容が見られる。

「在日本朝鮮人総連合会」、「コリア北朝鮮センター」、「祖国統一を話し合うホームページ」なども、プロキシサーバーを利用している。

これらはまた、自分のサイトに他の北朝鮮よりサイトをリンクさせており、ネチズンが一ヵ所にアクセスさえすれば、すべての親北朝鮮サイトに簡単に接続することができる。

また別の親北朝鮮サイトとして分類される「統一学研究所」は、アクセス遮断に備えて二つの予備アドレスを新たに作った。同サイトでは「統一学研究所が再びホームページを登録してもまた遮断されるだろう」とし「これを防ぐために、予備のリンクアドレスを記録しておくように」とネチズンに案内している。

KT、ハナロテレコムなど、インターネット・サービス提供業者たちは「サイトの運営者たちが、引き続き海外のプロキシサーバーを利用した場合、韓国政府がネチズンが同サイトにアクセスするのを水際で防げるような対策が見つからない」と述べた。

情通部の当局者は「特定の海外サイトへのアクセス遮断が、技術的に不可能だというのは遮断措置をとる前から知っていた。ただ、このような措置でネチズンたちが、たやすく親北朝鮮サイトにアクセスするのを防ぐ効果はあるものと期待していた」と説明した。



李炳奇 金相勳 eye@donga.com sanhkim@donga.com