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フィリップス、LGフィリップスLCD株全量売却へ

フィリップス、LGフィリップスLCD株全量売却へ

Posted December. 02, 2006 07:29,   

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▲「株式市場で売却…特定会社と株式取引はしない」〓ジェラルド・クライスターリーオランダ・フィリップスグループ会長が、「LG電子とフィリプスの合弁会社のLGフィリップスLCDの保有株式を全て売却する」と明らかにした。

フィリップス側がLGフィリップスLCDの保有株式の処理に関連して公式に売却の方針を発表したのは、今回が初めてだ。

クライスターリー会長は先月26日、米シカゴのマコーミックプレイスで行われた北米映像医学界(RSNA)の記者会見で、LGフィリップスLCDの保有株式の処理方向を聞く本紙の記者の質問に対して、「液晶表示装置(LCD)パネルは景気動向による価格変動の幅が広すぎて、収益性が不安定だ」と述べ、保有株式を売却する考えを示した。

同氏は、「株式の売却は市場原理に従って、株式市場内で進める方針だ」として、「(フィリップスの)株主の利益を最大化する方法を選ぶ」と述べた。韓国内の一部で提起されている日本の東芝などの特定会社との株式取引の可能性については強く否定した。また、具体的な売却時点についても言及を避けた。

場内売却の推進は、「共同投資者のLG電子の立場を尊重し、市場の衝撃の最小限に止める」というフィリップスの約束を守るためのものと見られる。

これについて、大宇(テウ)証券のアナリストのカン・ユンフムさんは、「フィリップスが約3兆4000億ウォン分(1日の終値基準)もある株式を一度に買収できる企業を、見つけられなかったため」と分析した。

専門家らは、LG電子との契約に従って、株式の30%の保有制限が解かれる来年7月以後、本格的な売却が行われる可能性が高いと見ている。

▲「ディスプレー・パネルの供給先を多角化する」〓また、クライスターリー会長は、「フィリップスの大型テレビに搭載されるディスプレーパネルの供給先を多角化する」として、「台湾と日本のメーカーからもパネルを供給してもらう」と述べた。

フィリップスはLG電子との契約によって、これまでLGフィリップスLCD生産量の25%の供給を受けてきた。フィリップスがパネル供給先を多角化すると、フィリップス関連売上げが減って、LGフィリップスLCDの経営に少なくない打撃を与える可能性もある。



jaykim@donga.com