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金利の襲撃 住宅ローン金利が年間最高値

金利の襲撃 住宅ローン金利が年間最高値

Posted December. 11, 2006 06:58,   

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市中金利が上がり、銀行の住宅ローンの金利が年間最高値を記録している。新規融資を受ける人はもとより、すでに融資を受けている人も利息の負担が大きくなった。

●都市銀行の融資金利の上昇

国民(ククミン)、新韓(シンハン)、ウリィ、ハナ銀行の4つの都市銀行が11日、新規住宅ローンに適用する年間金利は5.41%〜6.81%だ。銀行別に見ると、△国民銀行=5.72%〜6.72%、△新韓銀行=5.71%〜6.81%、△ウリィ銀行=5.41%〜6.71%、△ハナ銀行=5.76%〜6.46%だ。

これは今年に入って最も高い水準で、最低金利を基準とした時、1週間前の4日に比べて0.03%〜0.23%も上がっている。

最近の住宅ローン金利の上昇は、金利の算定基準となる譲渡性預金証書(CD)金利(91日物基準)があがっている上、住宅ローンを減らそうとしている政府の方針を受けて、各銀行が優遇金利を引き続き縮小しているからだ。CD金利は8日現在、年4.71%で、03年3月28日(4.73%)以来、3年8ヵ月ぶりの最高値を記録した。

●利息負担さらに重く…融資不良化への憂慮も

金利の上昇により、住宅ローンの利息返済に少なからぬ混乱が予想される。

たとえばウリィ銀行から、昨年12月8日、住宅を担保に年間最低の4.66%の金利条件で1億ウォンを借りた場合、貸し出し利息は466万ウォンしか払わずにすんだ。

しかし、今月11日、同銀行から1億ウォンの住宅ローンを受けた場合、最低金利が年5.41%に上がって、年利が541万ウォンと増えることになる。1年余りで利息負担が75万ウォンも増えたことになる。

住宅ローンの増加額は11月、4兆1758億ウォンで、4年2ヵ月ぶりの最高値を記録するなど、増加傾向が続いている。今後、引き続き金利が上がると、利息返済能力に問題が生ずる融資客が少なくないと金融界では予測している。

韓国金融研究院の李ミョンファル研究委員は、「現在の住宅ローンの70%ぐらいが元金一括返済を条件としていて、これに利息の負担が加わると、不良化しかねない」と指摘した。

●「急激な金利上昇、景気に否定的」

経済の専門家たちは急激な金利上昇が景気の足を引っ張りかねないと懸念している。

中央(チュンアン)大学の洪起澤(ホン・ギテク)教授は、「経済が成長しても物価上昇などにより、実質的な国民所得は足踏み状態なのに、金利を大幅に引き上げると家計は苦しくなる」とし、「成長の足を引っ張っている規制を緩和して、消費を促す方策を検討すべきだ」と述べた。

一方、金融専門家たちは、新規融資を受ける人は各銀行で示しているインセンティブを最大限生かして、利息の負担を減らすべきだと助言している。



legman@donga.com