ＬＧグループが電子部門の２大系列社であるＬＧ電子とＬＧフィリップスＬＣＤの「司令塔」を交替した。
ＬＧ電子は１８日、取締役会を開き、ＬＧテレコム社長を務めたナム・ヨン（５８）（株）ＬＧ戦略事業担当社長を来年１月１日付で副会長に昇進させて最高経営者（ＣＥＯ）に選任するなど、役員３０人に対する人事を行った。
ＬＧフィリップスＬＣＤも来年１月１日付けで、権暎壽（クォン・ヨンス、４９）ＬＧ電子社長兼最高財務責任者（ＣＦＯ）を社長に内定した。
二人は来年３月の定期株主総会で代表取締役に就任する予定だ。
これによって、０３年１０月からＬＧ電子を率いてきた金双秀（キム・サンス）副会長と、９９年９月、ＬＧフィリップスＬＣＤ発足と共に同社を指揮してきた具本俊（ク・ボンジュン）副会長の体制が幕を下ろすことになった。
今回の人事は、最近、深刻な局面を迎えている両社の雰囲気を、ＣＥＯ交替を通じて好転させようとする意図が大きい。
●ＬＧ電子、主要役員を大勢交替
ＬＧ電子は今回の人事について、「戦略企画力を備えた国内情報技術（ＩＴ）分野の代表的な専門経営者を通じて、グローバル電子・情報通信企業に跳躍するためのもの」と説明した。
ＬＧ電子のある役員は、「金副会長が革新と実行を強調したとすれば、ナム次期副会長は役員や従業員により大きな枠のビジョンを示すことに力を注ぐだろう」と述べた。
kimsunmi@donga.com
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