Go to contents

まずは「金融の危機」に同感 就任1週目の朴炳元ウリィ金融持株会長

まずは「金融の危機」に同感 就任1週目の朴炳元ウリィ金融持株会長

Posted April. 11, 2007 07:57,   

한국어

「まだ『新入社員』ですので、勉強しなければならないことがいっぱいですね」

10日午前7時半、ソウル中区明洞(チュング・ミョンドン)の銀行連合会2階の国際会議室。ウリィ金融持株の朴炳元(パク・ビョンウォン、写真)会長は同日、韓国科学技術院(KAIST)金融工学研究センター主催の「21世紀の金融フォーラム」に出席し、金京源(キム・ギョンウォン)三星(サムスン)経済研究所博士の「銀行競争力の国際比較」と題した講義に耳を傾けた。

朴会長は同日、金博士が「韓国国内銀行は通貨危機以後、資産の健全性は改善されたものの、国際競争力においては先進国にはるかに引けを取っている。世界最下位レベルの国際金融専門人材を補ってリスク管理を先進化しないと、危機に陥りかねない」と警告したことに、おおむね同感する様子だった。

講義が終わったあと、「会長として働いてみた感想は?」と聞くと、朴会長はため息をもらした。

「ウリィ金融グループ会長として、国内銀行が危機に直面しているという指摘にはおおむね同感します。いま、どこから手を付ければいいか悩んでいるところです」

具体的に何から改善するつもりか、と聞くと、朴会長は、「金融というものは1週間で答えが出るほど簡単なものではない」としつつ、「あまりあせらないでほしい」と即答を避けた。 

朴会長は、最近のウリィ銀行の役員人事について「直接、人事に口出しはしないが、ウリィ銀行の朴へチュン頭取と十分に話し合った。財政経済部時代からの私の人事哲学は、一緒に仕事をしている人が認める人を抜擢することだ」と強調した。

いっぽう、朴会長は同日午前に招集された役員会議で、「系列会社間の相乗効果を出すためには、制度のみならず、役員や従業員の認識も変えなければならない」としながら、「相乗効果のためのアイデアを出す役員や従業員に対するインセンティブ制度を改善せよ」と注文した。



jaeyuna@donga.com