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NCソフトが利用者チャットを盗聴 ハンナラ議員が主張

NCソフトが利用者チャットを盗聴 ハンナラ議員が主張

Posted May. 16, 2007 07:52,   

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韓国最大手のオンラインゲーム運営会社「NCソフト」が、ユーザーたちのチャット内容を同意なしに通信傍受したという見方が出ており、議論が広がっている。

国会・科学技術情報通信委員会所属の朴成範(パク・ソンボム)ハンナラ党議員は15日、「NCソフトが05年に、オンラインゲーム『リネージュ』でオートプログラム(ユーザーがゲームを直接しなくてもサイバーマネーを稼ぐ違法な自動実行プログラム)を使用したとの理由から、カン氏、ユ氏らの帳簿を永久に差し押さえた」と述べた。

カン、ユ氏らはこれに反発し、帳簿差し押さえの解除を請求する訴訟を起こしており、NCソフトは裁判の過程で、彼らが行なったチャットの内容を盛り込んだ参考資料(A4・8ページ)を裁判所に提出した。

提出したチャット内容の中には、裁判が行なわれている時期に、当事者らが交わしたプライベートな会話も含まれているものとされる。この裁判では、今年1月にNCソフトが勝訴したが、現在控訴審が進行中だ。

朴議員は「法務部に問い合わせしたところ、NCソフトが行なったチャット内容への通信傍受は、現行の通信秘密保護法違反にあたる」とし「リネージュゲームのユーザーはおよそ100万人にのぼり、ユーザーらが行うチャットの内容が無防備に露出すれば、深刻なプライバシー侵害につながり得る」と主張した。

これに対してNCソフト側は「チャット内容の保存は利用約款に明記されており、ユーザーの同意を得たものであるので、違法な通信傍受ではない」と釈明した。



savoring@donga.com