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石油製品の価格情報、精油業界が公開を全面中止

石油製品の価格情報、精油業界が公開を全面中止

Posted July. 30, 2007 04:09,   

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国内の精油会社各社による石油製品価格の情報提供が全面中止となった。SKエネルギーは29日、「1週間単位で公開してきたガソリンなどの石油製品の『工場渡基準価格(工場渡価格+税金)』を提供しないことにした」と明らかにした。これに先立って、GSカルテクスも、先月20日に基準価格の公開を中止しており、エスオイルや現代(ヒョンデ)オイルバンクは、すでに関連情報をすべて非公開としている。

SKエネルギー側では、「政府が今月末から、精油会社のガソリンスタンドへの供給価格を毎月決算して発表するだろう」とした上で、「これとは別に、引き続き情報を提供すれば消費者に混乱を与えかねない」と説明した。

しかし、精油会社各社が石油製品の価格関連情報の提供を中止するのは、精油会社の工場渡基準価格と「体感」石油価格の差が大きかったため、これまで消費者の不満が少なくなかったことに影響されたという指摘も出ている。

精油会社各社では、毎週、基準価格を決めた後、ガソリンスタンドの等級にあわせて、30前後の割引価格を異なる基準で適用して供給しており、ガソリンスタンドによっては、工場渡基準価格と個別のガソリンスタンドの価格の間に大きな差が出かねない。

GSカルテクスは、価格情報の公開を中止したことについて、「工場の基準価格が下がっても、一部のガソリンスタンドの価格が上がれば、『でたらめ』の価格情報を提供しているという非難を受けてきた」ともらしたことがある。

これについて、石油輸入業界の関係者は、「精油会社が工場渡価格を推定できる基準価格を公開しなければ、石油製品価格の透明性が損なわれかねない」と指摘している。



larosa@donga.com