Go to contents

平均勤続年数25年、職人精神でグローバル企業を目指す大宇バス

平均勤続年数25年、職人精神でグローバル企業を目指す大宇バス

Posted October. 25, 2007 03:19,   

한국어

24日午後1時半、蔚山蔚州郡上北面(ウルサン・ウルチュグン・サンブンミョン)キルチョン里にある大宇(テウ)バスの蔚山工場の組立ライン。青色の溶接の花火と鉄を研ぐ機械音が工場の内部を埋め尽くしていた。

大きな鉄の塊に過ぎない黒色の鉄製のフレームが500メートルもある3段階の組立ラインを通過し、熟練された労働者の手さばきによって、徐々にバスの形になっていった。

2003年5月、大宇自動車と分離されてヨンアン帽子に買収された大宇バスは、大企業という「傘」が消えて不利な状況に置かれたが、内需市場1、2位を争いながら独り立ちに成功したと評価されている。25日には11年ぶりに完全新モデルの「FX」シリーズ4種類を発表して、更なる跳躍を夢見ている。

▲オーダーメードの製作—隙間市場への攻略で実を結ぶ〓大宇バスは昨年、4502台を販売する歴代最大の実績を記録して、内需市場のシェア42.6%と1位を占めた。今年は9月末まで3343台(シェア38.1%)を販売して2位となっているが、25日、車体の重量を軽くし、エンジンの出力と変速機の性能を改善した新モデルが市販されると、販売が大きく伸びると会社側は期待している。

関連企業もなければ乗用車の生産もやっていないため、販売と研究開発(R&D)で不利にならざるをえない大宇バスが充実した実績が上げられる秘訣は、職人精神をベースにした品質と隙間市場への攻略だ。

同社の労働者の平均勤続年数は25年、平均年齢は50歳。バスの製作は手作業の割合が95%に達するため、労働者の高い熟練度こそ品質が優れる上、競争モデルに比べて価格を低く抑えられる秘訣だ。特に、バスの構造と塗装から小さい部品の一つまでお客のニーズに合わせてオーダーメードで製作している。

イム・サヨン蔚山工場長は、「臨機応変に長けている職人の腕前があるため、オーダーメード製作分野では世界で最も進んでいるという自負心を持っている」と述べた。

▲韓国を越えてグローバル企業に〓大宇バスは、国内の年間のバス需要が8000〜1万台の水準から大きく伸びていないことから、海外市場への攻略に積極的に乗り出している。釜山と蔚山工場で年間生産される約8000台のバスの中で、40〜50%を50カ国に輸出している。国内メーカーの中で初めて2005年、日本にバスを輸出している。

大宇バスは国内生産にとどまらず、グローバル化を推進している。海外現地の要求に迅速に対応し、為替問題も避けられるからだ。大宇自動車時代に建設された中国・桂林と台湾にあった工場の他に、2004年コスタリカ、2005年中国・上海、今年はベトナムとカザフスタンに相次いで工場を建設して海外工場は計6ヵ所に増えた。年間海外生産可能規模は約5000台に上る。

これを足がかりに2010年には年間2万2000台を生産して、売り上げ10億ドルと、ベンツ、スカニア、ボルボといった有名ブランドと肩を並べるようになるのが、「小さいが強い企業」大宇バスの目標だ。



mobidic@donga.com