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企業、円だて融資を減らしドルだて融資拡大の傾向

企業、円だて融資を減らしドルだて融資拡大の傾向

Posted October. 29, 2007 03:32,   

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最近、ウォンはおおむね、米ドルに対しては値上がりしているが、日本円に対してはウォン安円高が進んでいる。このため、国内企業は利子負担を減らすため、円だての融資は縮小する一方、ドルだて融資は増える傾向を示している。

28日、金融界によると、ウリ、新韓(シンハン)、ハナ、企業(キオプ)、外換(ウェファン)銀行の5つの都市銀行の円だて融資残額は24日現在、8727億円(約6兆8943億ウォン)。これは昨年末(1兆433億円)に比べ1706億円(16.4%)縮小した金額だ。

企業が銀行から借り入れた円だて融資残額は、△6月末9829億円、△7月末9788億円、△8月末9472億円、△9月末9016億円と減少傾向を示している。

これは6月末、100円当たり750ウォン台だったのが7月末773.43円まで、最近はさらに800ウォン台前後までウォン安が進んだため、円だて融資に対する利子負担がふくれ上がったためだ。

7月末に10億円を借り入れたとすれば、ウォンだてで換算した元金が77億ウォンから80億ウォンへ拡大したため、その分、ウォンだてで換算した利子負担が増えることになる。

このような負担のため、企業は最近円だて融資を忌避するだけでなく、従来の円だて融資をウォンだて融資に切り替えるケースもある。

実際、企業銀行は先月20日、外貨だてで借り入れた融資をウォンだてに切り替える「外貨融資転換ウォンだて融資」商品を市販し始めたが、今月24日現在、465億ウォンに達する外貨だて融資がウォンだてに替えられた。ほとんど円だてで融資を受けていた企業がウォンだてに転換した。

一方、ドルだて融資残額は24日現在、111億7000万ドルで、昨年末(110億5800万ドル)に比べ1億1200万ドル(1%)増加した。ウォン/ドルの為替レートが26日、10年1ヵ月ぶりに最安値を示すなど、ウォン高の傾向が強まり、利子負担の少ないドルだての融資は増えている。



legman@donga.com