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メーデーの労働集会が様代わり 機動隊バスと角材なくなり祭りムード

メーデーの労働集会が様代わり 機動隊バスと角材なくなり祭りムード

Posted May. 02, 2008 03:06,   

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暴力と不法デモで汚れていた「労働者の日」が祭りモードに変わった。

第118年世界メーデーの1日、全国で開かれた労働界の大規模集会はお祭りムードの中で行われた。

全国民主労働組合総連盟(民主労総)は同日午後2時からソウル市内の大学路(テハンノ)で、労働者7500人余りが参加した中で記念大会を開催した。午後4時からは参加者たちが鍾路(チョンノ)を経由して清渓(チョンゲ)広場まで3.2キロを街頭行進した。

大規模の行使だったが、小さな衝突も起こらなかった。むしろ多様な文化公演で市民の目を引いた。

民主労総は同日、「対政府闘争」を宣言した。しかしパフォーマンスユニットの歌やパフォーマンスを通して政府の財閥寄りの政策と韓米自由貿易協定(FTA)を風刺的に批判した。

集会を見守っていた市民、李ミヨンさん(31・女)は「大勢の人が集まったのに秩序整然と行われ、見る人も納得できた。理念に関係なく参加できる集会だった」と話した。

こうした雰囲気は行進にもつながった。マスクと帽子を深く被った「死守隊」の変わりにパフォーマンス隊40人あまりが軽快なリズムで行進を楽しくリードした。

参加者たちは列を作ってスローガンを叫びながら平和に行進した。オブジェが後を従えパレードを連想させた。

バスの中から見ていたハ・グンジャさん(48)は、「昨年も労働者の日の集会を見たけど、硬くて闘争的だなと思った。今年は見ものが多くて、自然と目が行った」と話した。

民主労総・公共運輸連盟の金ジンヒョク組織局長は、「文化公演が以前より増えた。市民と労働者の日を共にし、伝達力を高める方法を悩んだ結果だ」と語った。

集会ではデモ鎮圧服姿の機動隊と機動隊バスは見られなかった。

警察は機動隊を配置しなかった。その代わり、行進路伝いに2個中隊が交通を規制した。民主労総も、自主的に秩序要員300人を配置し集会の円満な進行を手伝った。

ソウル警察庁の関係者は、「民主労総で祭り形式の順法平和集会を行うと約束した。民主労総の態度が大きく変わったことを感じた」と話した。

民主労総は、当初ソウル市役所前の広場で3万人が集まる集会を開き、西大門(ソデムン)から光化門(クァンファムン)を経由してソウル広場に戻る計画だった。

ソウル市と警察は、「深刻な交通の混雑が予想される」と反対すると、参加者を減らして行進ルートも警察の要請に応じて変更した。

韓国労働組合総連盟も同日午前9時からソウル蚕室(チャムシル)総合競技場で「非正規職・中小下請け労働者・国民が共にするメーデーマラソン大会」を開催した。家族連れで手をつないで走るお祭りだった。



fineday@donga.com niceshin@donga.com