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韓国資本、AIG本社ビル買収

Posted June. 11, 2009 08:28,   

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錦湖(クムホ)綜合金融が主導するコンソーシアムが、世界最大手保険グループ「AIG(アメリカン・インターナショナル・グループ)」の米ニューヨーク・マンハッタン本社ビル(写真)を買収する。韓国内資本がマンハッタン・ウォール街の大型ビルを買収するのは、今回が初めて。

錦湖綜合金融は、韓国内外の機関投資家らとコンソーシアムを立ち上げ、AIG持株会社の本社ビルや付属ビルを買収する計画だと10日、明らかにした。錦湖綜合金融の関係者は、「多国籍不動産投資コンサルティング会社『CBRE』が主導する国際入札に、米不動産開発会社、YWAと共に参加し、AIGビルの落札を受けた」とし、「2日、本契約を結び、近く韓国内大手金融機関や年金基金などを中心とするコンソーシアムを構成し、残金を払う計画だ」と語った。

同関係者は、「現在、機関投資家らと最終的な条件について協議を行っており、外国資本の参加も打診している」とし、「錦湖綜合金融は、投資家を募集し、ビルの買い付けを仲介する役割をすることになり、韓国内の機関投資家らがほとんどの持分を投資する」と付け加えた。金融圏では、錦湖綜合金融が投資家らから2億ドル(約2480億ウォン)を集め、残金はAIG本社ビルを担保に融資を受け、支払うものとみられる。

昨年のグローバル金融危機以降、米政府から救済金融を受け、生き残ったAIGグループは、現金確保のため、持ち株会社のビルを売り出した。錦湖綜合金融側は、「AIGとの契約によって、具体的な買い付け価格は公開できない」とし、「現在価格と将来の展望を反映した合理的な水準だ」と明らかにした。金融危機前のビル価格は、3億ドル以上だった。

マンハッタン中心部のパインストリート70丁目にあるAIG本社ビルは、66階建て、延べ面積は9万平方メートル規模である。1932年に建てられ、ニューヨークでは5番目と高い。ウォール街72丁目の19階建ての付属ビルと高架通路でつながっている。

資産1兆7000億ウォン規模の錦湖綜合金融は現在、筆頭株主がウリィ金融グループのウリィプライベートエクィティファンド(PEF)で、持分全体の41.4%を持っており、アシアナ航空が16.7%の持分を保有している。



imsoo@donga.com