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国内初の気象衛星「天理眼」、24日に打ち上げ

国内初の気象衛星「天理眼」、24日に打ち上げ

Posted June. 21, 2010 07:47,   

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韓国初の通信海洋気象衛星「天理眼(チョルリアン)」が24日に打ち上げられる予定だ。教育科学技術部(教科部)と韓国航空宇宙研究院は、天理眼衛星を24日、南米のフランス領、ギアナのクールー発射場で打ち上げる計画だと、20日に明らかにした。

韓国初の静止軌道衛星である天理眼は、ほかの衛星と一緒に、欧州のアリアンロケットに搭載される。

天理眼衛星が搭載されたアリアンロケットは、韓国時間で24日午前6時41分から7時45分(現地時間では23日午後6時41分から7時45分)の間に打ち上げられる予定だ。

打ち上げから31分後にロケットから分離され、オーストラリアのドンガラ地上局と最初の交信を行った後、自らのエンジンを稼動し、最大2週間にかけて目標軌道に乗ることになる。

軌道に安着すれば、天理眼は今後7年間、韓半島周辺の東経128.2度、上空3万6000キロで地球と同じスピードで動くことになる。地球から見れば、常に同じ場所に浮いているかように見えるため、静止軌道衛星と呼ばれる。

天理眼衛星が活動を開始すれば、韓国は世界で7番目に、独自の衛星を保有することになる。これまで韓国は、30分単位で気象予報を提供してきたが、天理眼の打ち上げ後は、一般気象予報は15分ごとに、危険気象予報は少なくとも8分ごとに提供することが可能になる。

また、天理眼衛星が、衛星に搭載された国産の通信装備が宇宙認証を受ければ、世界で10番目の通信衛星開発国と認められ、次世代衛星放送通信サービスを提供できる基盤も備えることになる。

この衛星には、韓半島周辺の海洋環境をリアルタイムで観測し、海洋資源を管理する機能も含まれている。衛星は、教科部や放送通信委員会、国土海洋部、気象庁の4省庁が8年にわたって共同で開発した。



cosmos@donga.com