Go to contents

4河川工事、地元業者は徹底排除 与党議員が実態明かす

4河川工事、地元業者は徹底排除 与党議員が実態明かす

Posted April. 06, 2011 10:58,   

한국어

慶尚南道昌寧(キョンサンナムド・チャンニョン)で10年間外構施工工事を行なっているユン某氏。昨年11月から政府から洛東江(ナクトンガン)再生事業を請け負ったある大手建設会社が、昌寧で進行中の工事の下請け会社を探しているという話を聞いて期待を膨らました。しかし、期待は3ヵ月後に絶望に転じた。

ユン氏がその大手建設会社を訪ねて外構施工工事の下請けに参加したいという希望を表明すると、「年間の受注額が50億ウォン以上あるか」と問い返された。条件を満足させたら、今度は「郡長の推薦状をもらってこい」「工事に参加できる能力のある昌寧所在の業者20ヵ所を書いて提出しろ」「見積り書に12億ウォンを書いて提出しろ」などの要求を次から次へと突きつけられた。これらを全てクリアした。しかし、結局「不合格」の連絡を受けた。

ユン氏は、「自分が書いた見積り価格より高い金額を書いた下請け会社が選ばれたのをみると、請負会社が事前に指定しておいた協力会社が内定していた模様だ」と話した。そのうえで、「請負会社が、最初は年間50億ウォン以上の受注実績を条件に掲げたが、昌寧地区の外構施工業者の中で、この条件をクリアできる業者はうちだけだ。数億ウォンの工事をやるのに、50億ウォンの実績を要求すること自体、地元業者には仕事を与えるつもりなど最初からなかったのだ」と語った。

ハンナラ党の鉠海珍(チョ・ヘジン)議員が4日、国土海洋部から4河川再生工事に参加している483の請負会社と975の下請け会社から提出された資料を分析した結果、地域経済の活性化に貢献できると期待されていた4河川事業に、いざ地元業者はほとんど参加できていない実態が明らかになった。

鉠議員が工事が進行中の地域の地元業者の工事受注現況(基礎自治体基準)を金額で分析した結果、総額8兆3430億ウォンの4.2%に当る3493億ウォンだけを受注していることが明らかになった。孫請けも総額3兆5602億ウォンの12.5%に当る4452億ウォンだけを地元業者が受注した。

首都圏の大手建設会社が殆どの工事を受注し、実際、地域の建設景気には特にプラスにならないだろうという憂慮が現実のものとして確認された。建設大手10社の受注額は、請負会社の受注総額の48.3%に当る2兆1383億ウォンに上る。大手10社の件当りの受注額は1069億ウォンで、請負代表会社の件当りの受注額である289億ウォンの3.5倍を上回る。

鉠議員は、「政府が地域の企業に期待感だけを膨らませて、実際には徹底的に排除し、地域社会と住民たちの失望が大きい。4河川工事の業者選定をみると、政府側に地域均衡発展への信念や哲学があるのか疑問だ」と話した。



ditto@donga.com