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日本への観光減り、航空会社「済州路線利用客」確保にシフト

日本への観光減り、航空会社「済州路線利用客」確保にシフト

Posted April. 07, 2011 07:35,   

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東日本大震災に続く放射能恐怖の拡散で、航空会社の日本路線等乗客が10%以上減少しているなか、国内航空会社各社が「済州(チェジュ)路線利用客」の確保に動き出した。日本の代わりに済州を選ぶ観光客を狙ったものだ。大手航空会社はもちろん、格安航空会社まで済州路線を拡大し、サービスを改善するなど済州路線の管理に力を入れている。

アシアナ航空は6日、済州空港内のアシアナ搭乗手続カウンターやラウンジなどをリニューアルしてオープンした。搭乗手続きカウンターを10個から13個に増やしたほか、ラウンジの座席も20席から45席に増やした。済州島を訪問する家族連れ旅行客やゴルフ旅行客が増えることを想定した措置だ。また、速やかな搭乗のため、無人手続きマシーンも2台から5台に増やした。

アシアナ航空の関係者は、「東日本大震災後、日本の代わりに済州を選択する観光客が増えている。折りしも菜の花が咲く4月と5月は、済州観光のシーズンでもあるので大々的な投資を考えている」と話した。

大韓航空も5月から金浦(キンポ)−済州路線の1日平均運行便数を38便から46便に増便する予定だ。またアシアナと大韓航空の両社は、来月1日から済州島以外の地域に住んでいる済州島住民には航空料の10%割引サービスを提供する計画だ。

格安航空会社も、済州訪問客の集客競争に飛び込んだ。ティーウェイ航空は、準備中の「ティーパス割引プログラム」を予定を繰り上げて発売した。ティーパス割引プログラムとは、同社と提携した済州島の商店で搭乗券を提示すれば、一定比率の割引がもらえる制度。最初は全国で展開する予定だったが、急きょ済州島バージョンを先に打ち出した。同社は、航空便も2便を増やして計26便を運航することにした。

ジンエアーも日本旅行を予定していた人々が済州に変えることを期待して、関連サービス強化した。済州現地で使える割引クーポン提携業者を新たに6つ増やした。クーポンの種類をさらに拡大し、観光客の呼び水にしたい考えだ。エアプサンも、最近、金浦−済州路線を新設した。さらには、乗客の増加が見込まれる4月の1ヵ月間は、インターネット予約客を対象に、釜山−済州チケットは5割、金浦−済州行きチケットは75%割引で販売するイベントを実施する。



kky@donga.com sun10@donga.com