Go to contents

ドイツ地裁「ギャラクシータブ10.1判決」で嘘論争

ドイツ地裁「ギャラクシータブ10.1判決」で嘘論争

Posted August. 15, 2011 07:23,   

한국어

ドイツ・デュッセルドルフ地裁が、「ギャラクシータブ10.1は、米アップル社のデザインを侵害した」として、販売禁止仮処分決定を下したことと関連して、三星(サムソン)電子が嘘をついたのかどうかをめぐって論議が起きている。

9日(現地時間)に決定が出たことを受け、三星電子側は、「ドイツ地裁が、出席の要請や弁論の機会もなく決定を下した。アップル社が仮処分訴訟を起こした事実すら知らなかった」と主張した。

すると、ドイツの有力ブロガーが、「三星は果たして仮処分訴訟を知らなかったのか」という疑惑を提起した。特許専門家のフロリアン・ミュラー氏は13日、自分のブログに、「仮処分決定が下される前の7月29日、三星電子がデュッセルドルフ地裁に『保護弁論』を提出した」とし、「これは、アップル社の仮処分訴訟を三星が事前に知っていたということだ」と主張した。国内の一部のネットユーザーは、これを根拠に、「三星の『メディアプレー』だ」と主張した。

これに対して、三星電子側は、「アップル社が訴訟を起こす前の7月末、予防的措置として、ドイツ、フランス、イタリアなど数十の地裁に『権利保護請願』を送った。デュッセルドルフ地裁からは、仮処分決定を下す前に全く連絡がなかった」と説明した。保護請願には、「現在、三星と特許訴訟を行うアップルから仮処分訴訟がある場合、三星に通知し、説明する機会がほしい」という内容が含まれていた。しかし、デュッセルドルフ地裁は今月4日、アップル社の仮処分訴訟提起後、9日の決定の時まで、三星に全く通知しなかったということだ。

三星電子関係者は、「アップル社が訴訟を起こすかも知れないので、数十の地裁に一度に請願書を送った」とし、「三星がアップル社の仮処分訴訟を事前に知りながら嘘をついたというのは歪曲だ」と主張した。同関係者は、「三星は国内では強者かも知れないが、グローバル市場ではアップル社に比べて完全に弱者だ。誰であれこのような歪曲と誤解をまき散らす場合、公式に対応することもある」と付け加えた。

一方、デュッセルドルフ地裁は、仮処分決定に対して三星電子側が異議申請をしたため、今月25日、裁判開くことを明らかにした。



jaeyuna@donga.com