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来年の企業業績、予想以上悪化は必至 市場に悲観論強まる

来年の企業業績、予想以上悪化は必至 市場に悲観論強まる

Posted October. 03, 2011 03:38,   

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欧州財政危機やグローバル景気低迷の影響を受け、国内企業各社の来年の業績が当初の予想より相当悪化するだろうという見込みが相次いで出ている。韓国経済を支えている情報技術(IT)の営業利益の試算値が最高30%まで急落するなど、大半の業種の来年の営業業績は期待に大幅に及ばないものと懸念される。企業各社の来年の業績予測が下がり続ければ、欧州財政危機の影響を受け暴落した国内証券市場は、持ち直しのチャンスすらつかめず、当面、低迷の状態から脱せないこともありうる。

3日、金融情報会社、エフアンドガイドによると、国内証券会社30社はこの2ヵ月間、来年上場企業の営業利益の予測値を6.9%下方修正し、今後も、予測値をさらに下げるものと見られる。証券会社各社は、グローバル金融危機の兆しが現れる直前の7月末、主要上場会社65社の来年の営業利益を、計104兆7379億ウォンと見込んだものの、9月末には97兆4696億ウォンへと、6.9%引き下げた。有価証券市場で主要IT企業10社の12年の営業利益の予測値は7月末は25兆2164億ウォンだったが、今月に入り、9.6%減の22兆7832億ウォンへと見直された。IT業種の代表的会社の一つであるLGディスプレーの12年の営業利益の予測値は、1兆141億ウォンから6331億ウォンへと実に37.6%も減少した。三星(サムスン)電子の来年の営業利益は18兆1175億ウォンから17兆868億ウォンへと5.7%、ハイニックスも2兆287億ウォンから1兆4286億ウォンへと約30%下がった。

SKテレコムやKT、LGユープラスの通信業種3社の予測値は、7月末に比べ20%減少し、製油業種の営業利益も11.5%下方修正した。証券業界は、SKテレコムの来年営業利益を、7月末より30.4%減の2兆5277億ウォンへと大幅に下方修正した。一方、STXファンオーションは、業況が改善するものと予想され、予測値が29.5%上がり、現代(ヒョンデ)デパート(11.8%)やアモーレファイシック(52.%)なども、7月末の予想より、多い利益を出すものと試算された。今回の調査対象は、国際会計基準(IFRS)を導入した12月決算法人のうち、3社以上の証券会社が来年の営業利益を予想した企業で、時価総額の90%以上を占めている。

このような上場会社各社の業績予測値の下方修正は、これからも続くものと見られる。市場参加者らの心理を表す「利益修正比率」がマイナス8.0%と、マイナスへと下がったことは、利益を下方修正する可能性が高いことを意味する。



libra@donga.com