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4度目の挑戦…韓国製乗用車で日本市場に再度チャレンジ

4度目の挑戦…韓国製乗用車で日本市場に再度チャレンジ

Posted November. 09, 2011 03:36,   

한국어

韓国製乗用車が再び日本市場の扉を叩くことになる。

8日、韓国GMによると、親企業のジェネラルモーターズ(GM)の日本現地法人であるGMジャパンは、韓国GMが、富平(ブピョン)工場で生産した小型車、「アベオ」(写真)を、12日から、日本市場で販売することになる。現代(ヒョンデ)自動車が09年、販売低迷を理由に撤退してから、2年ぶりに日本現地でスポーツ・ユーティリティ・ビークル(SUV)や商用車を除く、韓国製乗用車が再び売られることになる。これを受け、トヨタや日産、ホンダの日本の「ビック3」や、欧州自動車メーカーが羽振りを利かせている日本乗用車市場に、再び挑戦する韓国車がどのような成績を上げるのか、注目が集まっている。

韓国GMは、今年6月から10月にかけて、富平工場で生産したSUV、「キャプティバ」311台を、日本に輸出したことがある。市場の反応を見るための措置だった。そして先月は、アベオ第1次分の輸出、195台を船積みし、12日からは本格的な市場攻略に乗り出す。

GMジャパンは、これまで販売してきた米国製スポーツカー、「カマロ」や「コルベット」につぎ、韓国GMが開発した乗用車を通じ、シボレーブランドを日本市場に定着させるという計画だ。日本では、「ソニック(Sonic)」という名で販売されるアベオは、1.6リットル級のガソリンエンジンが適用されたハッチバッグモデルだ。現地での販売価格は、国内(自動変速機基準で1280万〜1559万ウォン)の2倍水準である189万〜198万円(約2721万〜2851万ウォン)。

日本輸入車販売組合(JAIA)によると、シボレーブランドは、日本では今年10月末まで、前年同期より25.7%増の729台を販売した。月2万台規模の日本輸入車市場では微々たる実績だ。日本全体自動車市場での輸入車のシェアは、約10%であり、日本ブランドが海外で生産して逆輸入したのを差し引けば、8%を下回る。

このような日本車市場の特殊性のため、韓国車は以前から、日本市場の扉を叩いてきたが、一度も成功したことがなかった。特に、世界各地で急激な成長を続けている現代車にとって、日本は唯一つ成功できなった市場となっている。現代車は00年、現地に販売法人を立ち上げ、「アバンテ」や「ソナタ」、「グレンジャー」などを発売したが、09年まで計1万5000台余りの販売に止まり、乗用車事業部門を事実上撤退させた。現在は、大型バスなどの商用車だけを、少量販売している。

GM大宇(テウ)は04年から05年にかけて、日本のスズキブランドをつけ、「ラセッティ」や「マティズ」を輸出したが、わずか1400台あまりを販売したに過ぎない。ルノー三星(サムスン)も09年、SUV「QM5」を、ルノー日本法人を通じて発売したが、販売台数は月10台を下回っている。



gene@donga.com