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「離於島管轄権」、韓国に有利になった

Posted April. 19, 2012 08:23,   

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中国が最近、離於島(イオド)を巡る管轄権を主張しているなか、国際海洋裁判所が韓国に有利な海洋境界画定原則を適用した判決を下した。

18日、韓国海洋水産開発院によると、国際海洋法裁判所は先月14日、バングラデシュとミヤンマーとのベンゴル湾海域での境界線を、両国の中間ラインに決めた。インド洋東北部のベンゴル湾海域は、海底油田開発を巡り、バングラデシュとミヤンマーとの間に、管轄権を巡る紛争が激化しているところだ。

ベンゴル湾海域管轄権問題は、海洋法裁判所が海洋境界画定問題を扱った初の事例ということから、判決の結果に国際社会の関心が集まっていた。これまで他の国際裁判所が判例を通じて築いてきた海洋境界画定方法論を、海洋法裁判所がどこまで受け入れるかにも、注目が集まっていた。

同裁判所は、「これまでの判例と同様に、両国の沿岸から暫定的な等距離線(隣り合わせの両国の沿岸に沿って、同距離にある点をつなげたライン)を引いた後、くぼんだ海岸地形のような関連事情を考慮して調整するものの、200海里以内の境界画定では、堆積層のような地質学的要素は考慮されない」と決定した。

これは、韓国が中国との海洋境界画定の時、「中間ライン原則」を主張してきたことと軌を一にする。今回の判決を適用すれば、離於島は韓半島最南端の馬羅島(マラド)から81海里(149キロ)、中国最東端の童島から133海里(245キロ)離れており、韓国の海域に属することになる。

一方、中国は、西海(ソヘ)から中国大陸の自然延長部分までが、自国の海域だと主張してきた。離於島は、中国本土の自然的延長の大陸棚線上にあるということ。中国はまた、海岸線の長さや人口数を考慮し境界を画定すべきだと主張してきたが、今回の判決ではそのような事情は考慮されなかった。



redfoot@donga.com