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「蓮の葉のように水に濡れない」半導体メモリー、国内研究グループが開発

「蓮の葉のように水に濡れない」半導体メモリー、国内研究グループが開発

Posted April. 23, 2012 08:21,   

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水に濡れない「防水メモリー」が開発された。ポステック化学工学科のヨン・キジュン教授(写真)チームは22日、「蓮の葉が水に濡れないことに着眼し、水にも濡れない半導体メモリーの開発に成功した」と発表した。

蓮の葉の表面はすべすべしているように見えるが、実際は3〜10マイクロメートル(μm=1μmは100万分の1m)大の数多い突起で覆われている構造だ。この突起ははっ水性(水が染み込まない性質)コーティング剤に包まれているため、水玉を吸収せずに蓮の葉の表面に沿って流れるようにする。

研究グループは、基板の上にタングステン酸化物でナノワイヤーを成長させた後、単分子膜でコーティングしてメモリーを作った。蓮の葉の表面の突起とコーティング剤を再現して「防水メモリー」を作ったのだ。ナノワイヤーは太さが10億分の1mぐらいの髪の毛の形の細い構造体だ。

ヨン教授は、「防水メモリーは水の中でも安定的に作動した」とし、「今後『防水スマートホン』『防水コンピューター』などを開発する上で活用できる」と話した。

この研究結果は、新素材分野で権威ある学術誌「アドバンスト・マテリアル(Advanced Materials)」10日付の電子版に紹介された。



uneasy75@donga.com