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アップルがLTE特許を大量購入、三星への次なる攻勢が狙いか

アップルがLTE特許を大量購入、三星への次なる攻勢が狙いか

Posted September. 04, 2012 08:46,   

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三星(サムスン)電子と「特許戦争」を繰り広げているアップルが最近、第4世代(4G)モバイル通信・ロングタームエボリューション(LTE)関連特許を大量に買い付けたことが明らかになった。アイフォンデザインやユーザー環境(UI)特許関連で、三星電子に攻撃を加えているアップルが、LTE特許を買い漁ってさらに攻勢を強める動きに出るものと見られる。

3日、特許庁によると、アップルは6月末現在、LTE特許318件を保有しているという。保有件数基準では世界企業の中で10位に付けられている。昨年末までは、欧州電気通信標準化協会(ETSI)に、LTE関連特許をただの1件も登録できなかったアップルは、今年に入り関連特許を大量に購入し、一気に順位圏に入った。

アップルが上半期(1〜6月)に登録したLTE特許は、直接保有している44件と、昨年カナダ通信装備メーカー、ノーテルから買い入れた無線通信分野の特許214件、フリースケールから買い入れた特許56件などだ。アップルが筆頭株主となっている特許管理専門会社・ロックスタービドコを通じて、別途に保有しているLTE標準特許111件を加えると、実際保有しているLTE標準特許は計420件余りに上っている。アップルは、ロックスタービドコを打ち出して、LTEだけでなく、自社製品と関連した様々な特許を積極的に買い付けている。

特許庁の関係者は、「アップルは、グーグルのアンドロイド運営体制(OS)を使うスマートフォンメーカーより、LTE関連特許が不足していることが弱みだった」とし、「スマートフォンを巡る特許紛争に備えるため、これまで戦略的に知的財産権の確保に努力を傾けてきたものと見られる」と主張した。

これに関連し、三星電子側は公式の見解は出していないが、アップルがLTEの重要特許を保有しているアップルと一戦を交えれば、不利になることを懸念している。三星電子は、アップルのデザインやUI特許侵害の攻撃に対し、自社のLTE特許を打ち出して、逆攻撃(逆襲)に乗り出そうとしているからだ。

一方、グローバル企業各社の特許戦争が白熱化し、LTE標準特許は上半期に計1139件が新たに申請され、昨年末より21.4%伸びた。

特許庁は18日、標準特許の政策方向樹立や国内企業同士の標準特許情報の共有に向けた標準特許をめぐる戦略フォーラムを開く予定だ。



jhk85@donga.com nex@donga.com