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携帯電話、第3世代チップ開発競争が激化

携帯電話、第3世代チップ開発競争が激化

Posted October. 04, 2002 22:54,   

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「第3世代携帯電話チップ市場を狙え」

第3世代携帯電話市場をめぐる携帯電話チップメーカーの先取り競争が激しくなっている。韓国、日本に続き、米国、中国などの携帯電話メーカーが第3世代携帯電話のIMT−2000の商用化を推進しており、チップへの需要が大きく増えるとみているからだ。

4日、通信業界によると、W−CDMA方式を掲げている欧州のサービス会社が2.5世代サービス(GPRS)を相次いで開始しており、CDMA2000方式一辺倒の第3世代チップの開発競争がW−CDMA方式の分野にも拡大している。

コード分割多重接続(CDMA)オリジナル技術を保有している米国のクアルコム社は、CDMA2000方式のIMT−2000商用化地域が、韓国を中心に中国、米国などへと拡大したことを受け、第3世代携帯電話チップ市場で目覚しい活躍をみせている。クアルコム社は、最大伝送速度2.4MbpsのEV−DOチップ、MSM5500を披露したのに続き、韓国と日本のW−CDMA方式のIMT−2000メーカーをにらんで、W−CDMA方式の第3世代チップ、MSM6200も打ち出した。

モトローラ、ノキア、エリクソン、NECなどW−CDMA方式携帯電話チップメーカーの開発競争は、第3世代と第2世代サービスを同時に使うことのできるデュアルモードチップ分野に集中されている。W−CDMA方式IMT−2000の場合、商用化しも全国的にネットワークが整うまでは既存の第2世代サービスとの混用が避けられないためだ。

日本の日立は最近、画像通話と超高速伝送機能を備えた「SH7300」を開発し、11月から発売すると発表した。同製品は、データの伝送速度を高め、高画質の画像通話ができる。

世界最大の携帯電話メーカーであるノキアは最近、GPRSとW−CDMA方式IMT−2000両方とも使うことのできる、第2世代と第3世代兼用のデュアルモードチップや端末を発売した。韓国のベンチャー企業、イオネックス(www.eonex.com)は、両方式のIMT−2000サービスを同時に利用できる携帯電話端末用のデュアルモードモデムチップを世界で初めて開発し、第3世代チップの開発競争に加わった。

イオネックスの全星桓(チョン・ソンファン)社長は、「携帯電話の大衆化を受け、携帯電話チップ市場が、PC用中央処理装置(CPU)やメモリー半導体市場を超える大きな市場として浮上している。今年末から、世界的にデュアルモードの第3世代チップ競争が本格化するだろう」と予想している。



金泰韓 freewill@donga.com