遠隔地から携帯電話をインターネットに接続すると、家の中の家電製品リストが表示される。エアコンを選択し、希望温度を１８度に合せたら、エアコンが自動的に作動する。
リモコンボタンを押したら、テレビ画面に洗濯機、冷蔵庫、電子レンジなどが画面に表示される。洗濯機に入り、「熱湯洗濯」コースを選択したら、リビングのドラム式洗濯機が回り始める。
以上は２５日、ソウル江南区三成洞（カンナムグ・サムソンドン）インターコンチネンタルホテルで試演されたＬＧホーム・ネットワーク・システムだ。ＬＧ電子は、ホーム・ネットワーク・システム発表会を開き、未来型の先端ホーム・ネットワーク製品の本格的な商用化を宣言した。
▲ホーム・ネットワーク・システム初めて商用化〓「ＬＧホームネット」というブランドで商用化されるＬＧ電子のホーム・ネットワーク・システムは、冷蔵庫、テレビ、洗濯機、エアコン、ガスオーブンレンジ、電子レンジの６つの家電製品をネットワークで結んだもの。このように各種の製品で構成された本格的なホーム・ネットワーク・システムが商用化されるのは、世界で初めてだ。
それぞれの家電製品は、電力線通信網（ＰＬＣ）で結ばれ、電源プラグさえ入れれば、別途のケーブルなしで製品同士がつながる。ＬＧ電子は９６００ｂｐｓ速度の電力線通信のため、自主開発した規格の「ＬnＣＰ」技術を用いた。インターネットディオス（ＤＩＯＳ）冷蔵庫やエックスカンバステレビには、サーバー機能が組み込まれていて、外部の超高速インターネット網と家の中の家電製品をつなぐ。
▲ホーム・ネットワーク・ビジョン〓具滋洪（ク・ジャホン）ＬＧ電子副会長は「いつ（anytime）どこででも（anywhere）どんな機器（any device）でも、多様なサービス（any service）を利用できるようにすることが、ホーム・ネットワーク・システムの目標だ」と明らかにした。ＬＧ電子は、通信会社、建設会社、ホーム・オートメーション企業などとの共同事業を通じて、多様ななホーム・ネットワーク製品とサービスを市場に紹介するという構想。２００５年には３６００億ドル規模と予想される、この分野での世界市場先取りのため、海外市場への進出も本格化させる計画だ。
このため、遠隔接続、セキュリティー、コンテンツ提供など家庭消費者のホーム・ネットワーク活用を支援する専門ポータル・ドりームＬＧ（www.DreamLG.co.kr）をオープンした。この日、展示会場では、テレビでＣＣＴＶをモニタリングし、冷蔵庫を利用してガスバルブや室内の照明を操作するホーム・オートメーション・サービスも紹介された。
金泰韓（キム・テハン）記者 ＜freewill@donga.com＞
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