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値下げ戦略で不況脱出はかる 携帯電話メーカー

値下げ戦略で不況脱出はかる 携帯電話メーカー

Posted March. 02, 2003 22:14,   

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これまでうなぎ上りだった国内の携帯電話の価格が、最近、大幅に下落している。2日、関連業界によると、三星(サムスン)電子は、現在、販売されている23モデルについて、3月から適用される価格を平均3万3000ウォンぐらい値下げした。

徹底して高価戦略をとってきた三星電子が、このように一つ、二つのモデルだけでなく、23モデル全体の価格を一斉に値下げしているのは初めてのことだ。

これによって、SKテレコムの第3世代マルチメディアサービスの「ジュン」に使われる三星電子の最新型端末(SCH−V300)は、3月から出庫価格が3万ウォン値下がりし、消費者価格は62万ウォンに低下した。このモデルは昨年末までは供給不足で100万ウォンでも手に入れることが難しかったものだ。

また、カメラが内蔵されている携帯電話で最近、人気を集めている三星電子の回転型カメラフォン(SCH−X780)は、4万4000ウォン値下がりし、消費者価格は47万ウォン前後で販売される。

三星電子がこのように価格の値下がりに踏み切ると、LG電子も主力製品を一斉に3万ウォンぐらい値下げした。これによって、 LG電子のカメラフォンとして一番多く売れているSD—2100モデルは、37万4000ウォンぐらい、 SD-1200は27万ウォンぐらいなら手に入れることができる。

携帯電話メーカーがこのように先を競って、端末の価格を引き下げているのは、これまで相対的に景気低迷の影響を受けなかった携帯電話の内需市場までも、2月になって急速に冷え込んできたためだ。業界の推算によると、2月に国内で販売された携帯電話は、卒業式が集中しているという有利な条件にもかかわらず、100万台に止まっている。これは、昨年同期の135万3000台に比べ、大きな減少だ。

一方、このような内需市場の冷え込みは、全般的な景気低迷とともに、4月以降、補助金制度が認められ、端末の価格が低下するだろうという期待から、消費者たちが新型携帯電話への買い替えを先送りしているためだというのが、業界関係者らの分析だ。

しかし、情報通信部によると、4月から一部の製品に対して、補助金制度が認められるのは、事実であるが、その対象が個人向け携帯情報端末(PDA)や、生産を中断して久しくなった在庫の携帯電話など、一部の品目だけに制限されていることから、消費者が普通に購入する携帯電話とは関連がないものとされている。



孔鍾植 kong@donga.com