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電子辞典、PDAなど新機器にも健闘

Posted April. 06, 2003 22:12,   

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多くの人が消えると思っていた電子辞典が復活している。

90年代の初めから人気を集めてきた電子辞典はLCDディスプレーと引きたい単語を入力するキーボードで構成された、一見、電子手帳とほぼ同じ形態。90年代後半に入り、電子手帳に辞書機能が追加されるなど機能が多様化し、携帯情報端末(PDA)などの小型PCが人気を集めたため、業界では「電子辞書の時代は終わった」という雰囲気が支配的だった。

しかし、シャープ、エイワンプロなどメーカーによると、電子辞典の需要は着実に伸びているという。

00年には12万台で約240億ウォンの市場だったが、01年には約19万6000台に販売台数が増加し、昨年は100%以上増加して約51万台の電子辞典が売れた。今年に入ってからは、国内の電子辞典市場に初めて進出した日本のカシオが約20億ウォンの広告プロモーション予算を投入し、攻撃的なマーケティングを繰広げている。今後市場規模も70万台規模に拡大し、競争も激しくなると見られる。

現在、電子辞典市場はシャープが80%以上を占めて1位、エイワンプロが15%以上で2位となっている。電子辞典の人気が続く理由は、語学の勉強は今も学校の図書館や塾などコンピューターの使えない所で行われているからだ。キーボードで入力すると、直ちに結果が出てくるのを好む人々が増え、本の形をした辞書の使用を避ける傾向があるのも、その原因の一つと言える。

英語専門塾「留学ソリューション」の朴ウォンサン院長は、「英韓、英英、韓英など、4、5冊の辞書を持ち歩く効果が期待できる電子辞典のコンテンツ量と検索の速度を代替できる機器は今のところない」と話した。



羅成鎏 cpu@donga.com