SKテレコム(表文洙代表)は11日から、ソウル光化門(クァンファムン)ファイナンスセンターに勤めている社員の社員証をなくし、社員証の機能を携帯電話に変えることにした。
これでファイナンスセンターに勤めるSKテレコムの社員500人余りは、ドアを開けるときや社員食堂で食費を給与控除するとき、社員証の代わりに携帯電話を利用することになる。9月からは全国約10ヵ所のSKテレコム社4000人余りの社員が、いわゆる「IDフォン」を利用することになる。
携帯電話を社員証のように使えるのは、携帯電話本体の裏に内蔵されたICチップがあるため。これまではカードに保存ていた個人情報を、このICチップに保存することができ、それを利用する際は(センサーに)当てたりするのではなく、テレビのリモコンのように専用端末を赤外線で操作し、ドアを開けることはもちろん、決済もできる。
また、携帯電話のICチップは容量が64KBと大きいため、10枚余りの身分証明証やクレジットカードを保存することができ、うまく活用すれば財布からカードをなくすことも可能だ。
SKテレコムは最近、仁川(インチョン)地域にある7つの図書館の図書貸し出しカードを携帯電話に内蔵するサービスを開始しており、一般企業を相手に社員証やメンバーシップ商品巻などの機能を携帯電話に保存するサービスを拡大している。
羅成鎏 cpu@donga.com