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「共にするワールドカップ」韓日の身体障害者が心を一つに

「共にするワールドカップ」韓日の身体障害者が心を一つに

Posted July. 23, 2001 19:03,   

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韓国と日本の身体障害者団体が、2002年ワールドカップ(W杯)大会は障害者と非障害者が共にするお祭りだとし、W杯の成功を祈るため、車椅子に乗って国土縦断に出かけた。

ソウル障害人連盟(ソウルDPI)や釜山(ブサン)障害人総連合など、9の障害者団体が参加する韓日障害者国土縦断推進本部(名誉大会長、鄭夢準・大韓サッカー協会長)は21日、釜山駅前広場で国土縦断の出発式を行った。

「共にするW杯に向けて」という意味で「TRY2001」と名付けられた今回の行事には、日本人障害者20名余りを含む約50名の身体障害者が参加し、区間別に参加する障害者とボランティアを合わせれば総勢250名が参加することになる。

コースは釜山(ブサン)〜蔚山(ウルサン)〜慶州(キョンジュ)〜大邱(デグ)〜金泉(キムチョン)〜秋風嶺(チュプンリョン)〜大田(テジョン)〜天安(チョンアン)の(独立記念館)〜平沢(ピョンテク)〜水原(スウォン)〜安山(アンサン)〜始興(シフン)〜仁川(インチョン)〜ソウルまで総距離550キロ。

国道と地方道などを通じてW杯の開催都市のスタジアムを訪問し、身体障害者の移動と接近性など、スタジアムが障害者に配慮した形で建設されているかどうか、その実態調査を展開する。慶州〜大邱間は列車を利用し、列車内部における障害者の利用施設も点検する。

来月4日、西大田駅前では「車椅子を利用する障害者らが不便を感じないよう、歩道と道路との高さを調整して欲しい」という遺書を残したまま84年に死去した故キム・スンソク氏に対する追慕祭も開く計画。

国土縦断の最終日となる来月15日の光複節には、ソウル上岩洞(サンアムドン)W杯スタジアムからソウル駅までの27.2キロを行進し、W杯の成功を祈る一方、障害者の移動権保障を訴える予定だ。行事の推進委員長をつとめるチェ・ゾンゴルさん(40)は「W杯が全ての人々におけるお祭りになるよう、障害者の移動および接近権を妨げている問題点を把握し、改善を求める方針だ」とし、「来年には日本で行事を行う予定だ」と述べた。



趙饁輝 silent@donga.com