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麻薬運んだ韓国人女性10人が海外で服役中

麻薬運んだ韓国人女性10人が海外で服役中

Posted March. 02, 2003 22:25,   

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ソウル地検の麻薬捜査部(鄭善太・部長検事)は1日、韓国女性10人が国際麻薬組職の運び屋として活動していた疑いで、英国、オランダ、日本、ブラジルなどの外国政府に逮捕され服役中であることが確認された、と明らかにした。

検察によると、外国の刑務所に服役している会社員、女子大学生、ロシア同胞など韓国女性10人はみなナイジェリア出身の麻薬密売組職にだまされて、海外に麻薬を運んだという。

検察の関係者は「ソウル竜山区梨泰院洞(ヨンサング・イテウォンドン)で主に活動するナイジェリア麻薬密売犯たちは、上手な英語力で米国人の事業家と在韓米軍を装って、韓国女性たちに『ただで海外旅行ができる』と近付いて麻薬を運ばせた」と話した。

検察は1月27日から2週間、検事と捜査官それぞれ1名で構成された捜査チームを、英国、オランダ、ブラジルなどに派遣し、麻薬運搬の容疑で服役している韓国女性に対する調査を行った。

外国の刑務所に服役している韓国女性たちは大部分言葉も通じないうえに、文化の違いで厳しい服役生活をしながら、国内への送還を希望しているが、現地の実定法を破った重罪人として扱われていて、国内への送還は難しいと検察は語った。

検察の関係者は「現在国内に不法滞在しているナイジェリア人は500人を超えており、このうち数人が麻薬密売に関与しているものとみられる」と話した。

検察は去年9月に麻薬を海外から国内に密搬入したナイジェリア人3人を摘発し、フランク・オビ・プレドリック(37)を逮捕するとともに、マーティン・チォッグ・エロ(25)など2人を出入国管理所に渡して追放措置を取った。



李明鍵 gun43@donga.com