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韓国、26年には超高齢化社会に 統計庁

韓国、26年には超高齢化社会に 統計庁

Posted July. 10, 2003 22:17,   

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妊娠可能な韓国女性の1人当たり平均出生数が1.17人に過ぎないことが分かった。また、2026年には65歳以上の世代が全体の20%を上回る超高齢化社会に突入するとみられる。このため30年には2.8人が高齢者1人を扶養しなければならないことになるものと推定される。

統計庁は「世界人口の日」(11日)を迎え、このような内容をまとめた「世界及び韓国の人口現況」を10日、発表した。

▲働く人口が減る〓昨年、妊娠可能な女性1人当たりの出生数は1.17人で、日本(1.32人)、米国(2.01)など、主要先進国より低くなっている。

出生率の減少速度も1970年の4.53人から01年の1.30人と31年間で3.23人も減っており、同期間の日本(0.8人)、ドイツ(0.7人)、英国(0.8人)より早かった。新生児の総数も急減した。1970年は100万7000人が生まれたが、02年はその半分もいたらない49万5000人に止まった。

結婚時期も昨年基準で男性が29.8歳、女性は27歳と遅くなりつつある。特に20代女性の未婚率は63.2%(00年基準)に達している。

出生率の低下は生産可能年齢人口(15〜64歳)の不足に繋がるとみられる。統計庁は人口全体に占める生産可能年齢層の比率が00年に71.7%(3370万2000人)と頂点に達し、30年には64.6%(3247万5000人)に減るだろうと予測している。

一方、医学の発達により65歳以上の高齢者人口は19年=14.4%、26年=10.0%に上る見通しだ。同年齢層が全体人口の14%以上になると高齢社会、20%以上は超高齢社会と呼ばれる。

このため30年には生産可能人口2.8人が高齢者1人を扶養しなければならず、社会的な負担が急増するとみられる。今年は8.6人当たり1人だ。

▲加速化する家族離れ〓昨年、人口1000人当たりの離婚例は3件で、95年の1.5件に比べ2倍となっている。1日平均離婚件数は398件で90年125件にくらべ3倍ほど増えた。

離婚した100組のうち70組には20歳未満の未成年子女がいることが分かった。

家族と離れて1人暮らしをする高齢者も大きく増えた。1990年は老人全体の8.9%だったが、00年には16.1%となっている。

一方、韓国の人口は7月1日現在4793万人で世界26位、韓国と北朝鮮を合わせると7045万人で17位の規模。人口増加率は今年が0.6%で、24年からは減少する見通しだ。

世界人口は7月1日現在62億9000万人と推定されており、13年70億人、26年80億人、50年93億人にのぼるとみられる。世界の人口密度はkm²当たり45人であり、先進国は23人、途上国は59人だ。韓国は481人で世界3位の(人口)超密集国家だ。



高其呈 koh@donga.com