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「中国の高句麗編入作業は民間活動」韓国外交部が認識表明

「中国の高句麗編入作業は民間活動」韓国外交部が認識表明

Posted January. 09, 2004 23:08,   

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政府は9日「高句麗(コグリョ)の歴史を中国史の一部として組み込もうとする中国の『北東工程』は、中国政府とは関係のない民間学術活動だということを確認した」と明らかにした。

外交通商部(外交部)の朴興信(パク・フンシン)文化外交局長は、同日外交部庁舎で開かれた記者会見で「政府が海外公館を通じて確認した」と、このように述べた。

朴局長は、北東工程が吉林省など、中国北東3省の副省長が責任者として参加する政府レベルの政治プロジェクトだという国内歴史学界の指摘について「学術事業に資金を支援する側も責任者として名前を載せる中国の慣行からすれば、中国当局者の名前が載っているだけで政府が介入しているとは判断できない」と述べた。彼は「中国側も、学術問題をめぐって両国政府が介入することによって政治問題にまで飛び火するのは望ましくないという立場を伝えてきた」と述べた。

しかし、政府はこの問題が拡大するのを防ぐため、北京駐在大使館を通じ、中国側に憂慮の意を伝えた。一方、政府は北朝鮮の高句麗古墳をユネスコが選定する世界文化遺産に含ませようとする作業が成功する可能性が高い、と明らかにした。

朴局長は同日「世界記念物遺跡協議会(ICOMO)が、同月フランス・パリで開かれる会議で高句麗古墳の保存能力、外部接近可能性など、技術的な項目を評価する。非公式確認の結果『技術的な問題はない』という結論が出ることがほぼ確実視される」と述べた。

ユネスコは、6月中国の蘇州で第28回文化遺産委員会を開き、この問題を最終的に決める予定だが、ICOMOの見解が一番重要なものと外交部はみている。



金昇鍊  srkim@donga.com