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国語教科書に誤った文章300個 研究者が分析

国語教科書に誤った文章300個 研究者が分析

Posted October. 13, 2004 23:10,   

한국어

「悪い食生活習慣は1日も早く克服されなければ…」(克服されなければ→克服しなければ、中学国語1−2、26ページ)

「愛する妻子を持った家長は手まめになるしかない」(妻子を持った→妻子がいる、高等国語上、84ページ)

第7次教育課程の実施によって、2000年から小中高の生徒たちが使っている国定国語教科書50冊あまりに、誤った単語、文章成分間の呼応が相応しくない文章、外国語を翻訳したような文章など200〜300個の間違いがあることがわかった。

例えば、「少年の心は失望から一気に喜びに飛び上がった」(小学読み取り5−1、104ページ)の場合、文章の主語は「心」なので、述語は「飛び上がる」でなく、「変わった」にするのが正しい表現だ。

「閉められた薬局」(中学国語1−2、36ページ)、「子供たちが作動させても安全です」(中学生活国語2−2、127ページ)は被動詞と関わる間違いで、それぞれ「閉まった薬局」、「子供たちが作動しても」に直さなければならない。

外来語表記にも間違いがあることが分かった。「マクベヅ」と「セイクスピア」は、国際音声記号(IPA)とハングル対照表によって、それぞれ「マクベス」と「シェイクスピア」に替えなければならない。不適切な提示文もある。「単語の中には国語や読みのように、模様の変わらない単語があります」(小学読み取り4−2、74ページ)の場合、「読み」は動詞の名詞形でも使われることができるので、適切な例ではない。

第7次教育課程国定国語教科書の場合、02年、韓国語文校閲記者協会の見解によって、分かち書きや綴字法と係わった1000個あまりの間違いは修正されたが、文章の間違いは指摘されたことがなくて、学生たちが間違いのある教科書をそのまま使って来た。

このような事実は、国立国語研究院のチェ・ヨンギ学芸研究官の調査で明らかになった。チェ研究官は16日、ハングル学会学術大会で50冊あまりの教科書を分析した結果を基に作成した「国語教科書の文章実態研究」という論文を発表する予定だ。

チェ氏は、「昨年5月、このような調査結果を教育人的資源部に送って、新たに印刷する教科書では80〜90%以上が修正されたが、それ以前の学生たちは修正されてない教科書で勉強し、今も修正されてない教科書で勉強する学生が少なくないと思う」と話した。



申水晶  crystal@donga.com