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P2P風俗サイトを摘発

Posted July. 02, 2005 06:10,   

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P2P(個人対個人)方式のファイル共有で、風俗物をインターネットに流布した業者とネチズンが、大量に警察に摘発された。

P2Pプログラムは、ダウンロードしたファイルを自動で他の利用者と共有できるため処罰対象であり、利用時の注意が必要だ。今回、警察の取り締まりにあったネチズンも、大半が「違法とは思わなかった」と話した。

▲事件の概要〓ソウル地方警察庁は1日、P2Pサイトを通じて風俗物を流布した容疑(青少年性保護に対する法律違反など)で、P2Pサイトの運営業者アン(36)氏ら5人に対して逮捕状を請求した。

同サイトの会員のカン(37)氏ら5人に対しても逮捕状が請求され、ネチズン58人は書類送検された。

警察によると、アン氏らは2003年からP2Pサイトを通じて風俗物約7万個を流通し、ファイルをダウンロードする時に必要なサイバー・マネーを売って、現金約69億ウォンを得ていた疑いが持たれている。

一部のネチズンは、自分がアップした風俗物を他の会員がダウンロードすることで積み立てたサイバー・マネーを、P2Pサイトと連携したインターネット・ショッピングモールで、商品券や家電製品など5億ウォン相当の金品に変えた。

ソウル鐘路(チョンノ)警察でも同日、P2Pサイトを通じて風俗物を流布した疑い(情報通信網利用促進などに関する法律違反)で、大学生イム(19)氏ら275人が書類送検された。

彼らは、昨年11月からP2Pサイトでファイルをダウンロードしてポイントをためたり、ファイルの保存用量をふやすために自分のコンピューターにある風俗物を他のネチズンがダウンロードさせるやり方で、約3万個の風俗物を流布させた。

小学生や10代も親の名前を盗用してP2Pサイトを利用したために摘発されたが、未成年のため処罰されなかった。

▲「注意してください」〓鐘路警察署に書類送検された275人は、女性5人を除くと20、30代の男子大学生や会社員。大半が「商業的に利用せず、違法であるとは知らなかった」と供述した。

警察は、実績を積むための風俗物の共有を「明白な流布意図」と見たが、多くのP2Pプログラムは、共有範囲を別途に指定しなければ、ダウンロードしたファイルを他の利用者が自動で共有できるため、善意の利用者が処罰される恐れがある。

P2Pサイトでも、△現金を受け取ってポイントを提供するやり方の商業性がなかったり、△サーバーが海外にあったり、△同じファイルを保有した数名のネチズンに同時にダウンロードさせるやり方なので、原ファイルの提供者を探すことが難しい場合は、処罰対象から除外された。

魚起準(オ・ギジュン)韓国コンピューター生活研究所長は、「P2Pは、個人が直接ファイルを共有し、インターネットの匿名性と接近容易性が最も極大化したサービスだ」とし、「運営者の法的責任を強化して、利用者には危険性を認識させる必要がある」と話した。



丁陽煥  ray@donga.com ditto@donga.com