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体細胞クローン研究の許可を全面改正…国家生命倫理委員会

体細胞クローン研究の許可を全面改正…国家生命倫理委員会

Posted February. 03, 2006 03:04,   

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国家生命倫理審議委員会が体細胞クローン研究を認めるかどうかについて、ゼロから見直すことを決めた。これを受けて体細胞クローン研究が今後は、全面的に禁止されるかもっと厳しい制約を受ける可能性が高まった。

また、黃禹錫(ファン・ウソク)ソウル大学教授チームが、漢陽(ハンヤン)大学付属病院から女性の卵巣の提供を受けた事実が新たに明らかになり、倫理的な法的論争を招くのは必至だと見られる。

大統領の直属諮問機構である国家生命倫理審議委員会は2日、ソウル江南区驛三洞(カンナムグ・ヨクサムドン)のルネサンスソウルホテルで全体会議を開き、このような内容の中間調査結果を発表した。

委員長代行を務めている趙漢翊(チョ・ハンイク・ソウル大学医学部教授)副委員長は、会議の直後の会見で、「体細胞クローン研究の実効性に対する根本的な疑問が持ちかけられている。各国の研究結果などを検討した後、生命倫理および安全に関する法律を全面的に改正するかどうかを決める」と述べた。

これを受け、体細胞核移植技術を制限的に認めている現行法を前提として、卵子を一生で2回に限り提供するように制限することを定める内容の施行規則改正案については、同日の話し合いではそれ自体が棚上げされた。

一方、委員会は、漢陽大学付属病院が黄教授チームのユ・ヨンジュン研究員に20人あまりの女性から摘出した卵巣を提供したことがを確認した。ユ研究員は、これらの卵巣から未成熟卵子を摘出し「未成熟卵子の人工受精および体細胞核移植活用」という題目で修士論文を書いており、同論文の指導教授は黄教授だ。

委員会はこれらの卵巣が黄教授チームのES細胞研究にも使用されたのか、卵巣の提供者から同意を得たのか、卵巣の提供者が妊娠可能な女性なのかなどを新たに調査する計画だ。

委員会はまた、黄教授チームが119人の女性から2221個の卵子を提供されたものと調査されたと発表した。これは、ソウル大調査委員会が明らかにした卵子(2061個)より160個も多いものだ。委員会は、追加調査を経て来月23日頃に最終報告書を発表する予定だ。



needjung@donga.com