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母親は誰か 冷凍庫乳児遺棄事件の解けない疑問

母親は誰か 冷凍庫乳児遺棄事件の解けない疑問

Posted July. 31, 2006 03:04,   

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ソウル瑞草区(ソチョグ)のソレ村のビラーの冷凍庫で、死亡したまま見つかった二人の乳児の父親が遺伝子(DNA)検査の結果、家主のフランス人のC氏(40)であることが確認されたが、解けない疑点は依然として多い。

乳児の母親は誰なのか、C氏が今回の事件にどのように巻き込まれているかなど、事件の重要な部分はまだ解明されていない。

この事件を捜査しているソウル方背洞(パンベドン)警察では29日、フィリピン人の手伝いLさん(49・女性)を呼んで事情聴取したが、Lさんは警察で「1週間に1回ずつ毎週火曜日に立ち寄って掃除をした。乳児については何にも知らない」と供述したという。

▲母親は誰?〓二人の乳児の父親が解明されたことにより、はたして母親は誰なのかが今回の事件を解く中心人物として浮上した。

さらに父親として確認されたC氏が外国に滞在しているため、警察は母親の正体を解明することに全力を傾けている。現在まで調査対象に上がった人物は27日、帰国した手伝いLさんと家の前で目撃されたという14歳ぐらいの白人の少女。

警察は「L氏の年齢からして母親である可能性は低いが、事件関連の可能性は排除できないため、口腔粘膜からDNAを採取し国立科学捜査研究所に分析を依頼した」ことを明らかにした。

国立科学捜査研究所の関係者は「L氏が関係があるかは2、3日中に解明される」と話した。

白人少女の正体については14日頃、隣人の住民に目撃されたということ以外では、解明されたことはない。

▲C氏の加担可否〓C氏が、乳児が本人の子どもだという事を知っていたのか、直接殺害や遺棄に加わったのかなどはまだ明らかにされていない。

警察は、C氏が直接乳児の遺体を見つけて申告した点から、本人の子どもたちであるとは考ええていなかったか、知っていたとしても殺害及び遺棄とは関連がないのではないかと推定している。

しかし、休暇でフランスへ行って直後急きょ帰国して一人で家で過ごし、出国前に塩漬けのサバを注文し、遺体の発見事実を友達の李(43)氏に知らせた後、また警備員を呼ぶなど目撃者を確保しようとした情況は釈然としない部分と見ている。

遺体の発見後、警察が来るまで一緒にいた警備員は「今考えて見たら、わざと呼んだかも知れないという気がする」と述べた。

一方、二人の乳児は遺伝子調査の結果、一卵性の双子ではないことが確認された。警察の関係者は「多くの情況からして、二卵性の双子である可能性が高い」とし、「混血かは母系遺伝子を確保した後で把握できる」と話した。



peacechaos@donga.com