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性犯罪者の個人情報がネットに流出

Posted August. 17, 2006 03:34,   

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国家青少年委員会(青少年委)が公開した性犯罪者たちの素性が、インターネット上で無差別に流出している。

ネットユーザーが、青少年委が公開した性犯罪者の制限的な素性公開資料を土台に、性犯罪者たちが「サイワールド」に開設したミニ・ホームページから写真、学校、職場など詳細な素性資料を捜し出しては外部に流しているためだ。

自分の素性がすでに相当流出したある性犯罪者は、ネットユーザーを名誉毀損の疑いで警察に告訴した。

また、サイワールド・アドレスが本当の性犯罪者たちのアドレスかどうかが正確に確認されておらず、同名異人の被害者が出る可能性も高いという指摘だ。

▲過激な非難が乱舞〓「強姦犯たちのサイワールド・アドレス」というリストが作られたのは15日。同リストには、青少年委が5月22日に公開した性犯罪者10人のサイワールド・ミニ・ホームページ・アドレスと犯罪事実はもちろん、一部性犯罪者の電話番号まで書かれている。

同日午後、同リストに載せられたサイワールド・ミニ・ホームページには、一日の訪問者が2万人を超えた。

ネットユーザーは、性犯罪者のホームページの芳名録や掲示板に、「獣のようなやつ」など数百件の過激な非難文を書いた。

東亜(トンア)日報取材チームが同リストに電話番号が公開された4人に連絡してみた結果、一人は携帯電話の電源を切っており、もう一人は自分が性犯罪者素性公開対象者かどうか言えないと答えた。残り2人は「素性公開対象者だ」と答えた。

自ら素性公開対象者ということを明らかにしたJ氏(20)は、「15日、数百通の電話と携帯メールを受け取った。2年前、一瞬の過ちで良心の呵責と苦痛を受け続けてきたが、サイワールド・ミニ・ホームページ・アドレスと電話番号まで公開され、たいへん恥ずかしい」と述べた。

素性公開対象者かどうか回答を拒否したI氏(22)は、「私の素性を任意で公開したネットユーザーに対して、15日、名誉毀損の疑いで、警察庁サイバーテロ対応センターに訴状を出した」と話した。

性犯罪者のサイワールド・ミニ・ホームページ・アドレスが確認できたのは、青少年委が名前とともに生年月日を公開したからだ。サイワールドでは、名前と出生年度さえ分かれば、ミニホームページ・アドレスを探すことができる。

▲素性公開に対する議論が拡散〓青少年性保護法は現在、再犯者でない場合、名前と生年月日、市郡区単位の住所だけを公開している。また、改正された青少年性保護法は、6月30日から、青少年対象性暴行再犯者に限って5年間、写真と職場、詳細住所を、被害者と保護者、青少年関連教育機関に制限的に公開するようにしている。

金ボンホ青少年委青少年性保護チーム長は「ネットユーザーが任意で法の範囲を超え、性犯罪者たちの素性情報を公開することは、厳然たる不法行為だ」と指摘した。



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