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ゲーム機改造から許認可の過程へ「捜査焦点」が移動

ゲーム機改造から許認可の過程へ「捜査焦点」が移動

Posted August. 21, 2006 03:06,   

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検察の賭博ゲーム機に対する捜査が全方向に広がる見通しだ。「海の物語」、「黄金城」、「人魚物語」など賭博ゲーム機メーカーの代表らを拘束起訴したソウル中央地検麻薬組織犯罪捜査部は、これまでゲーム機の不法改造部分に捜査の焦点を合わせてきた。

検察の「海の物語」の製造メーカーのエイウォンビズの代表のチャ・ヨングァン(36)氏らに対する起訴内容を見ると、映像物等級委員会(映等委)で最高200倍まで当籤するように等級分類をもらった後、実際は2万5000倍まで当籤できるようにゲーム機を改造した部分、つまり「ジャックポット」の機能を追加した部分のみを問題視している。

しかし、これからの捜査は、これらゲーム物の許認可過程とその背景に誰がいたかを突き止める方に向かうことになる。検察の関係者は20日にも、「情報提供や関連者の告訴・告発がなければ、許認可の過程など政策的な判断のところに対する捜査の着手は難しい」と慎重な態度を示した。しかし、同日、盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領は、「賭博ゲーム機問題に対して、厳正に捜査し、取り締まるように」と指示し、既に数々の疑惑が浮き彫りになっているため、捜査の拡大は避けられない状況だ。

これからの検察捜査はまず、これら成人ゲーム物の映像物等級分類審査など、許認可の過程でのロビー疑惑と政官界関係者が介入しているかどうかに焦点が当てられる見通しだ。

検察によると、映等委は当初「海の物語」を審査する際、ゲーム物のプログラムを直接確認せず、メーカーが提出したゲーム物の説明書とゲーム機ばかりを見て審議を通過させたことが分かった。映等委の関係者があるゲーム機メーカーから等級許可と関連した請託を受けて、ブローカーを通じて1000万ウォンをもらった端緒が検察につかまれたのも、映等委の審査過程に対する疑惑を拡大させている部分だ。

エイウォンビズとジコプライムの株式保有の問題も究明されるべき部分だ。検察の捜査結果、両社の株式はチャ氏ら4人の役員が持っていることが分かったが、検察は逮捕令状の請求の際、「実際は第3者が株式を保有している可能性がある」と明らかにした。実際のオーナーが別にいる可能性と共に、「政界の関係者らが成人娯楽機事業と関連がある」という疑惑が重なる部分でもある。

検察はまた、景品用商品券の発行業者を指定する過程でのロビー疑惑に対してもメスを入れる可能性が高い。



will71@donga.com needjung@donga.com