Go to contents

核実験 金剛山観光のキャンセル続出

Posted October. 11, 2006 06:49,   

한국어

北朝鮮の核実験の影響で、金剛山(クムガンサン)観光が大きな打撃を受けている。

10日、現代峨山(ヒョンデ・アサン)によると、同日に金剛山観光に出る予定だった1263人のうち395人が観光を諦め、キャンセル率が31.2%にも上った。これは前日のキャンセル率の4%の8倍近い数字だ。

11日出発する予定の1563人のうち、観光を取り消した人がどれほどいるかまでは集計されていないと、現代峨山では説明した。

金剛山観光客を募集している第一線の旅行会社には観光を取り消すか、延期するための電話が相次いでおり、時間の経つにつれて金剛山観光を諦める人は増える見通しだ。

同和(トンファ)航空旅行会社の関係者は「10日の当日金剛山観光を取り消すか、延期した人は100人余り」だとし、「この頃は紅葉が見ごろなので、北朝鮮の核実験の前までは取り消しや延期をする人がほとんどいなかった」と語った。

現代峨山は北朝鮮が核実験以来、金剛山観光予約を取り消した客たちに、観光料金を100%払い戻す計画だ。普段は金剛山観光の予約を取り消すと、料金のうち50%だけを返している。

これに関連して現代峨山では、10日の観光を諦めた人のうち、250人が慶尚南道(キョンサンナムド)道庁や京畿道(キョンギド)の城南(ソンナム)市役所や監理教会など地方自治体と教会の団体観光客であり、個人観光客のキャンセル率は平日の平均キャンセル率の4〜6%と、ほぼ同様の5%台だったと説明した。

北朝鮮の核実験問題が金剛山観光の最盛期の10月に起こり、金剛山観光が引き続き行われるとしても、現代峨山の損失規模は拡大せざるを得ない状況だ。

同社は7月、北朝鮮のミサイル発射以来、今年の金剛山観光客の目標を昨年(30万人)より3万人減らした27人に見直したが、北朝鮮の核実験という大型の悪材料で、これすら達成するのが容易ではない見通しだ。

現代峨山では、「北朝鮮の核実験は重大な事案ではあるが、南北の軍事的衝突でもないし、金剛山で観光を楽しんでいる観光客の身辺に問題が起きたわけでもない」と説明し、「観光日程を普段通り進めるつもり」と述べた。

現代峨山によると、10月に金剛山観光を予約した客は約4万人で、このうち、9月まで約7000人が金剛山観光を楽しんできた。



buddy@donga.com