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出会い系サイト侵入し800万人の情報流出

出会い系サイト侵入し800万人の情報流出

Posted November. 10, 2006 07:07,   

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競争相手から842万人の個人情報を盗んで、1億件以上のわいせつなメールを送った、「出合い系サイト」業者などが警察に逮捕された。

ソウル地方警察庁のサイバー捜査隊は、専門ハッカーを雇って、ライバル出合い系サイト業者のサーバーをハッキングし、05年8月ごろから今年8月まで、顧客たちの住民登録番号や携帯電話番号などを盗んだ疑い(情報通信網法違反など)で、出合い系サイト業者の社長である南某容疑者(38・女)など2人と、ハッカーの李某容疑者(33)を逮捕し、4人を不起訴立件した。

警察によると、南氏と別の出合い系サイト業者社長のカン某容疑者(33)は、ARSプログラムを作ってきた専門プロゲーマーの李容疑者に、67業者の顧客管理用サーバーを同時にハッキングさせた後、842万人分(重複された名簿含む)の個人情報を盗んだ疑いだ。

▲盗難携帯を利用した無差別ハッキング〓メール発送のために、彼らは住民登録が抹消されたホームレスや信用不良者など、他人名義で開設された盗難携帯や複製携帯電話を利用したので、1件に30ウォン、1億件に計30億ウォンのメール送信料を払わなかった。

とくに容疑者らは、利用者たちの出合い系サイトに接続した時間を分析した後、1時間以上接続していたり、接続の頻度が多い利用者たちを「有料顧客」と分類して、集中的にメールを送った。この結果、1年間に約10万人の会員をライバル会社から盗み、25億ウォンの収益をあげたと警察は明らかにした。

ハッカーの李容疑者は、中国サイトからダウンした「X−Scan」というハッキング・プログラムを使って出合い系サイト業者のサーバーに、計1万2000回余りにわたって侵入した後、電話をする会員たちの情報をリアル・タイムでハッキングした。

▲「モバイル会社の盗難携帯の未確認が問題」〓国内での出合い系サイトの常連客は3万人余りに上ると見られ、サービス利用料は30秒当たり500ウォン、時間当たり6万ウォンだ。わいせつメールがきてうっかりアクセスした結果、過度な料金が科せられる被害者が相次いでいる。

警察は「数十個のサーバーをリアル・タイムで同時にハッキングし、会員情報を盗んだ犯罪が摘発されたのは今回が始めて」と公表し、「モバイル業者が短期間に過度に使用した人を確認すれば盗難携帯かどうかを確認できるのに、消極的に対応し、その損失を消費者に転嫁する結果を招いている」と述べた。



dnsp@donga.com