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米国で理工系博士取得の韓国人、70%以上が帰国に否定的

米国で理工系博士取得の韓国人、70%以上が帰国に否定的

Posted December. 19, 2006 03:01,   

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韓国で大学を卒業した後、米国で博士学位を取得した科学技術分野の人材らが、米国で活動する割合が日々増えている。これは、理工系の韓国人材が海外に流出する現象が深刻化しているものと受けとめられる。韓国職業能力開発院は米科学財団の博士学位取得者関連資料を分析し、18日に発表した。

その分析によると、04年に米国で工学・自然科学・バイオ科学分野の博士学位を取得した韓国人901人のうち、米国に残ることを希望する人の割合は73.9%だった。これは、20年前(1984年)の50%に比べて23.9%上昇したもの。米国での滞在を計画している韓国人博士の割合は、02年82.2%で最高値になった後、02年75.4%、04年73.9%へと減少したものの、全般的に非常に高い数値だ。

開発院が米科学財団と韓国内の学術振興財団の資料を比較し推定したところ、02年に米国で科学技術分野の博士学位を取得した韓国人のうち、韓国内に復帰した割合は48.7%で、95年の69.5%に比べて20%以上減少した。調査によると、米国から帰国した理工系博士の36.8%が民間企業、36.1%が大学、27.1%が政府の外郭研究機関に勤めており、米国に残留する博士は大学(52.2%)、民間企業(38%)、政府機関(9.8%)などに勤務している。

一方、開発院が01年以降、米国で博士学位を取得した人454人(米国に残留した博士255人、帰国した博士199人)を対象に今年6〜9月調べた結果、米国に残った博士らは優秀な勤務条件(51.4%)、子女教育(16.2%)、専門性の伸張(10.8%)などを理由に帰国しなかったことが分かった。また、同調査によると、帰国した博士らも同じ理由から、米国行きを考えていた。

彼らの大半は、職務への満足度が低く、37.7%が「機会があれば再び出国する考えだ」としており、民間企業に就業した人の61.7%は「学位より低いレベルの業務に携わっている」と回答した。開発院の陳美碩(チン・ミソク)選任研究委員は「理工系の高級頭脳が海外に流出するのを防ぐためには、韓国内企業の勤務条件と研究条件を改善するなど対策作りが急がれる」と述べた。



foryou@donga.com