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「パクサモ」の元幹部も不法発給 李明博氏一家の住民登録謄本

「パクサモ」の元幹部も不法発給 李明博氏一家の住民登録謄本

Posted July. 17, 2007 03:16,   

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ハンナラ党の有力な大統領選挙候補である李明博(イ・ミョンバク)前ソウル市長側が告訴した名誉毀損と国家機関情報の流出疑惑事件を捜査中のソウル中央地検特別捜査チームは、同党のもう一人の有力候補である朴槿恵(パク・クンヘ)前ハンナラ党代表キャンプで最近まで選挙対策委員会専門家ネットワーク委員長を務めたホン某(55)氏を16日に召喚して取り調べを行った。

検察は、ホン氏が元警察幹部のクォン・オハン(64、拘束)容疑者に李前市長の親戚と姻戚の住民登録謄本の発給を頼んだことがあるかどうか、クォン容疑者からもらった謄本が李前市長側の偽装転入疑惑を暴露したヨルリン・ウリ党の金爀珪(キム・ヒョッキュ)議員側に流れ込んだ経緯などを追究した。

「クォン氏が謄本が必要でないかと先に提案した」というホン氏の主張と「事業上必要だからといって住民登録番号が書かれたメモをホン氏から渡され、謄本を発給してもらって手渡した」というクォン容疑者の供述が相反するため、検察は対質尋問も行った。

クォン容疑者は、今年2月から朴前代表陣営の外郭組織である「麻浦(マポ)チーム」の事務室に定期的に出勤し、ホン氏が主宰する会議にも参加してきたことが確認された。

朴前代表陣営のある関係者は同日、「クォン容疑者がキャンプ関係者の紹介で麻浦チームに合流して、事務室に机まで置いて、情報収集などの仕事をしてきたと聞いている」とし、「ほとんどの会議にも参加したが、政治工作の方に関心が強くて、他のチーム員から信頼されなかった」と伝えた。

クォン容疑者の要請により、先月7日、ソウル麻浦区新孔徳(シンゴンドク)洞事務所で李前市長の夫人の金ユンオク氏、実兄の李サンウ氏、義弟の金ジェジョン氏の3人の住民登録謄本が発給されたのとは別に、先月4日、ソウル江北区水踰(カンブクグ・スユ)6洞事務所で李前市長の住民登録謄本が朴前代表の支持勢力の「パクサモ(朴槿恵を愛する人々の会)」の元幹部の要請で不法に発給された事実が、追加で明らかになった。

「パクサモ」の元行事支援委員長のチェ某(55)氏は、16日、「李前市長の不動産と偽装転入が焦眉の関心事だと思って、中学校同窓の水踰6洞事務所の職員である金某氏に住民登録謄本の発給を頼んだことがある」と話した。水踰6洞事務所の職員の金氏は、「友人のチェ氏に頼まれて謄本を発給してみたら、李前市長の名前が出たため、チェ氏に不法だと言って、ただちに廃棄した」と話した。

一方、検察は李前市長の義弟の金ジェジョン氏とハンナラ党が告訴または捜査を依頼した朴前代表キャンプの李惠鎡(イ・ヘフン)、劉承旼(ユ・スンミン)議員と徐清源(ソ・チョンウォン)前議員、ウリ党の金爀珪、金鍾律(キム・ジョンニュル)議員を被告訴人の資格で召喚する予定だ。