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ソウル大MBA卒業生 58%が金融業界就業、年俸は65.7%アップ

ソウル大MBA卒業生 58%が金融業界就業、年俸は65.7%アップ

Posted July. 31, 2007 03:02,   

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ソウル大学経営専門大学院・グローバルMBAの第1期卒業生2人に1人は、銀行、証券会社、保険会社など金融業界に就業したことがわかった。

また、卒業生の年俸は、グローバルMBAに入学する前は平均約3800万ウォンだったが、卒業した後は6000万ウォン強で約2500万ウォン増となった。

30日、ソウル大学経営専門大学院によると、来月卒業するグローバルMBA第1期卒業生のうち企業への派遣者を除く純粋な就業対象者28人の中58%(16人)は金融業界に就業しており、韓国の大企業=25%(7人)、コンサルティング会社=7%(2人)、外資系企業=7%(2人)、その他=3%(1人)の順となった。

卒業生たちが入学前まで通っていた会社は、韓国情報技術(IT)企業が30%で最多、韓国大企業=20%、外資系企業=16.5%、コンサルティング会社=13.5%、金融会社=6.5%の順だった。

とくに、入学前にIT企業で勤めていた卒業生9人のうち6人は、銀行、証券会社、保険会社、資産運用会社など金融会社に就職しており、2人はコンサルティング会社と大企業の戦略パートに就職している。卒業後IT企業に再就業した人は1人だけだった。

郭守根(クァク・スグン)ソウル大学経営専門大学院長は、「学生たちが金融業界を好んでもいるが、金融会社も製造業とコンサルティング会社での勤務歴を持つMBA卒業生を好んでいるということが裏付けられた。製造会社で社会生活をスタートし、MBAを通じて金融界に進出するのが金融専門人材になるコースとして位置づけられるだろう」と説明した。

しかし、卒業生たちの海外進出は期待に及んでいない。100%英語専用講義と海外の有名MBA在職教授の招聘を通じ、グローバル化に力を入れてきたが、海外就業に成功した卒業生はスタンダード・チャータード銀行(SCB)の本社とGEエネルギーのシンガポール法人に就業した2人にとどまった。韓国企業の海外法人や支社に進出した卒業生もいなかった。郭院長は、「海外就業を活性化できるように外資系企業や大学で長年活動して現地事情に詳しい教授たちを持続的に迎え入れる計画だ」と述べた。

一方、卒業生たちは平均6企業と採用インタビューを行っており、3企業に最終合格したことがわかった。グローバルMBAとは、ソウル大学が昨年8月に設立した1年課程のMBA課程であり、職場経歴が最低2年以上の人たちに限って志願できる。また、すべての講義は英語で進められる。



turtle@donga.com