Go to contents

ソウル大工学部、新任教員応募の40人全員を不採用へ

ソウル大工学部、新任教員応募の40人全員を不採用へ

Posted August. 22, 2007 06:21,   

한국어

ソウル大学工学部は、今年2学期の新任教員公募に応じた40人あまりの志願者全員に対し、「不適合」判定を下し、史上はじめて採用を見送った。

金道然(キム・ドヨン)ソウル大学工学部長は21日、「2学期の新任教員は、来月1日付で採用する予定だったが、新任教員採用志願者の学問的な業績が不十分だったので全員不採用とした」と発表した。

ソウル大学工学部は、機械航空工学部、電機・コンピューター工学部、材料工学部、エネルギーシステム工学部、造船海洋工学部に新任教員7人(基金教授1人を含む)を選ぶ予定だった。

金学長は「優秀な理工系人材が国内よりも海外の大学や研究所での活動を望む傾向が日増しに強まっている。毎年新任教員志願者のレベルが低下しており、有能な教員の確保はますます困難になってきている」と述べた。

ソウル大学工学部は、書類審査で採用予定枠の3倍の人数に絞った上で細かいインタビューを行ったが、3年前からは優秀な志願者が急減したため、採用枠の2倍に対してのみ、踏み込んだインタビューを行っている。

しかし、今回の2学期新任教員公募では、一部分野で、採用枠の2倍のインタビュー対象者を選抜するにも苦労したもようだ。

金学長は「世界的な大学や研究所は、『引き抜き』という言葉が使えるような状況だが、ソウル大学はそんなに甘くない。硬直した人事制度はもちろん、子供の教育や住居環境の側面からしてもソウル大学はもはや魅力的な職場ではない」と語った。

金氏は「研究成果によってインセンティブの違ってくる人事制度を設けてはじめて、優秀な人材を教員として採用できるはずだ」と付け加えた。

一方、20日に締め切られた工学部の学長公募では、志願書を提出した8人のいずれもがソウル大学工学部教授であり、外部からは1人の志願者もいなかった。



turtle@donga.com