27日から改正された動物保護法が施行され、ペット犬を屋外に連れて出かける際には必ず首輪を着用しなければならない。また、ペット犬には飼い主の名前と住所などが書いた名札の付着も義務付けられる。ペット犬に首輪を着用しなかったり、公共場所でペットの排泄物を片付けなかいときは、それぞれ10万ウォン、名札をつけなければ20万ウォンの罰金を払わなければならない。動物保護法の施行と関連した内容を問答式にまとめてみた。
——犬以外に猫などほかのペットは名札をつけなくてもいいのか。
「今回の改正法はいったん、犬だけを対象とする。今年下半期(7〜12月)中に一部の市道で実施する動物登録制度も対象を犬に限る」
——名札は決められた規格があるのか。
「決まった規格はない。ペットのアクセサリー店、動物病院、インターネットなどで購入した名札を使ってもいい。一般的に5000ウォン前後で買える」
——名札に記入すべき事項は…。
「飼い主の名前、住所、電話番号が必ず明記されなければならない。犬の名前は書かなくてもかまわない。ところが、動物登録制が実施されれば、登録番号も記入しなければならない」
——位置情報発信電子チップの付着も義務なのか。
「義務ではない」
——ペットの排泄物のうち、小便も取り締まりの対象なのか。
「現実的に小便まで取り締まるのは簡単ではないが、取り締まりの対象であることは間違いない」
——取り締まりは誰が行うのか。
「管轄の市郡区(シ・クン・ク)が行う。まず、取り締まりよりは届出が受け付けられると、罰金を課する方式で運営されるものとみられる。関連規定を韓国より先に作った先進国でも、罰金などで制裁するケースは多くない」
——ペットの首輪をつけなくてもいい公共公園もあるのか。
「すべての公共公園では、首輪を着用しなければならない。都市ではない田舎でもペットを連れて出かける際には、必ず首輪をつけなければならない」
——首輪をつかむ人の年齢制限はあるのか。
「歳は関係ない。14歳以下の子供は首輪をつかんではならないという規定を盛り込む方策が検討されたが、実際反映されていない」
——外出の際、ペットにマスクをつけるのも義務なのか。
「施行規則で決めた猛犬とこれらの雑種はマスクの着用が義務付けられている。土佐闘犬、アメリカン・ピット・プル・テリア、アメリカン・スタッフォードシャー・テリア、スタッフォードシャー・プル・テリア、ロットワイラーとこれらの雑種が対象となる。『雑種』の範囲を法で明確に定めたのではない。猛犬でも産まれて3ヵ月未満の場合は、マスクをつけなくてもいい」
——動物登録制はいつから実施されるのか。
「各市道が自主的に実施時期を決める。今すぐ実施するところはなく、ソウル市と京畿道(キョンギト)の一部の市郡区で今年下半期からの実施を検討している」
tesomiom@donga.com