Go to contents

8回の交信に成功、今夜宇宙ステーションにドッキング 韓国初の宇宙人

8回の交信に成功、今夜宇宙ステーションにドッキング 韓国初の宇宙人

Posted April. 10, 2008 06:45,   

한국어

韓国初の宇宙飛行士、李ソヨンさんの乗ったロシアの有人宇宙船「ソユーズ」号は、現在巡航中で、10日(以下韓国時間)、国際宇宙ステーション(ISS)に到着する予定。

教育科学技術部と韓国航空宇宙研究院(航宇研)は9日、李さんの乗ったソユーズTMA—12号とモスクワの任務統制センター(MCC)が同日午後3時現在、8回のラジオ通信に成功したと発表した。

これに先だち、教育科学技術部は午前9時、ソユーズが南大西洋の上空を正常に通過したという情報が、MCCから伝わったことを発表。

航宇研関係者は、「李さんを含む3人の宇宙飛行士は、MCCと計約20分にわたって交信し、李さんもロシア語で話をした」と伝えた。

航宇研の白鴻酇(ペク・ホンヨル)院長は「李さんを乗せたソユーズ号が10日午後10時9分、ISSとドッキングする」と述べている。

宇宙飛行士と宇宙船の状態は、いずれも良好であるという。ソユーズ号は現在90分に1周のスピードで地球を周回しつつ、軌道を5、6kmずつ高くしている。2日間で、地球を34周して後、地上350kmの宇宙軌道を秒速7.4kmで周るISSに接近する。

ソユーズ号は10日午後10時、ISSが視認できる距離まで接近し、ドッキングのため、推進機のオン・オフを繰り返し、秒速数cmから数十cmのスピードでISSに接近する。宇宙船の先頭部分には探針がついており、ISSのドッキング装置と合体するようになっている。

ドッキングが終わると、ISSと宇宙船は双方の気圧を合わせる。気圧が異なると、ハッチが開いたさい、急激に空気が拡散して危険なためだ。すべてのプロセスは自動制御で行われ、必要な場合は、船長が手動操縦に切り替える。約3時間のドッキング作業が終われば、11日午前0時50分に、李さんとセルゲイ・ボルコフ船長、オレク・コノネンコ飛行エンジニアなど3人の宇宙飛行士はソユーズ号のハッチを出て、本格的なISSでの生活が始まる。

ISSに到着すれば、ISSに先着しているロシア宇宙飛行士ユリ・マレンチェンコさんが李さんらをガイドする。

ISSでは、新しく訪れた宇宙飛行士への歓迎式が行われ、歓迎式が終われば、李さんはMCCに待機中の家族や韓国代表らと簡単な対話を交わすことになる。このプロセスは11日午前1時20分頃、SBSを通じて生中継される。

その後、李さんは簡単なオリエンテーションを受けた後、科学実験や科学講演など、本格的な任務に入る。

李さんの初任務は、あらかじめISSに送ってある大根と豆の種子を取り出し、無重力状態で成長過程を見守る植物の生長実験だ。航宇研はこのために、2月に11種の植物の種子を先にISSに送っている。



kunta@donga.com dream@donga.com