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世界最大の翼竜の足跡の化石、慶尚南道で発見

世界最大の翼竜の足跡の化石、慶尚南道で発見

Posted September. 08, 2009 08:45,   

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世界で一番大きいと推定される翼竜の足跡の化石が、慶尚北道軍威郡(キョンサンブクド・クンウィグン)で発見された。文化財庁の天然記念物センターは7日、「軍威郡軍威邑の野山の谷の中生代白堊期前期(9000万〜1億1000万年前)の地層で長さ354ミリメートル、幅173ミリメートルの翼竜の足跡の化石の一つが3月末に出土した」と発表した。足跡の大きさから見て翼竜は、両翼の長さが少なくとも6〜7メートル以上あったものと推定される。

天然記念物センターは、出土の後、6ヵ月にわたり精密調査を行った結果、今回の化石が世界で一番大きいものであると推定した。これまで最大とされていた翼竜の化石は、1996年に全羅南道海南郡(チョルラナムド・ヘナムグン)で出土した「海南イクヌス・ウハンリエンシス(長さ350ミリメートル、幅105ミリメートル)」だった。

「翼のあるトカゲ」という意味の翼竜は恐竜とは違う種で、白亜期後期(約6500万年前〜7000万年前)に恐竜と共に絶滅した。今回発見された翼竜の前足跡は、非対称型の3本の指がはっきり見え、4足歩行をしていたものと推定される。

これまで白堊期の翼竜の足跡の化石が見つかっているのは、国内では海南を含めて慶尚南道河東郡(キョンサンナムド・ハドングン)、泗川市(サチョンシ)、巨済市(コジェシ)で、海外ではスペイン、米国、中国など9ヵ国。天然記念物センターのイム・ジョンドク学芸研究官は、「韓半島が恐竜だけでなく、多様な翼竜が天国だったことを示す証拠だ。翼竜の生活ぶりを研究し、推論する上で大変役立つだろう」と話した。

天然記念物センターは今月末、英ブリストルで開かれる第65回世界脊椎古生物学会に今回の発見内容を報告する予定だ。



bluedot@donga.com