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口蹄疫、済州除いて全国に拡散 鳥インフル防疫にも総力

口蹄疫、済州除いて全国に拡散 鳥インフル防疫にも総力

Posted January. 03, 2011 09:18,   

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口蹄疫と鳥インフルエンザ(AI)が拡散し、済州島(チェジュド)を除いた全国が家畜の疾病で頭を悩ませている。事実上、全国が総力防御体制圏域に入った。

昨年11月29日発生した口蹄疫は、慶尚北道(キョンサンブクド)、京畿道(キョンギド)、仁川市(インチョンシ)、江原道(カンウォンド)、忠清北道(チュンチョンブクド)を経て、2日、忠清南道(チュンチョンナムド)まで拡散した。口蹄疫は6市道37の市郡で発生し、殺処分の規模は66万頭を越えた。

一方、口蹄疫が発生していない全羅南・北道(チョルラナム・ブクド)、慶尚南道(キョンサンナムド)は高病原性鳥インフルの防疫に力を入れている。全羅南道と慶尚南道は野生鳥類で、全羅北道と忠清南道は家擒類でそれぞれ鳥インフルウィルスが発見された。

●程遠い沈静化

農林水産食品部(農食品部)は2日、忠清南道天安市東南区修身面涑創里(チョンアンシ・トンナムグ・スシンミョン・ソクチャンリ)の乳牛農場の口蹄疫疑い例申告に対する調査結果、陽性と判明されたと発表した。慶尚北道から京畿道まで北上した口蹄疫が、再び忠清北道、忠清南道へと南下しているのだ。江原道江陵市邱井面於丹里(カンルンシ・クジョンミョン・オダンリ)、京畿道光明市駕鶴洞(クァンミョンシ・カハクドン)、慶尚北道浦項市北区杞溪面縣内里(ポハンシ・プック・キゲミョン・ヒョンネリ)や永川市華北面公徳里(ヨンチョンシ・ファブクミョン・コンドクリ)、華南面三唱里(ファナムミョン・サムチャンリ)、臨皐面三梅里(イムゴミョン・サンメリ)の疑い例申告も全て陽性に判明され、江原道・領東地域まで口蹄疫が広がった。

問題は、忠清南道が豚飼育規模で全国1位(191万2161頭)で、乳牛飼育規模で2位(7万9903頭)であることが。乳牛は京畿道、韓牛は慶尚北道の飼育規模が一番大きいが、この両地域では既に口蹄疫が広く拡散している状態だ。

防疫当局は同日、天安の発生農場から半径10キロ以内に対してワクチンを接種することにした。これでこれまでワクチン接種地域は19ヵ所へ、対象牛は約48万3000頭に増えた。

しかし、口蹄疫は既に忠清南道一帯に広範囲に広がった可能性が高い。実際、同日、忠清南道天安市東南区、忠清南道保寧郡川北面(ポリョングン・チョンブクミョン)で相次いで口蹄疫疑い例申告があった。この他、忠清北道槐山郡(クェサングン)、江原道の春川市(チュンチョンシ)・原州市(ウォンジュシ)でも疑い例申告が受け付けられた。

●鳥インフル、渡り鳥が伝染源か

防疫政府は昨年12月31日、全北益山市(イクサンシ)、忠清南道天安の家擒類で発見された鳥インフルウィルスが渡り鳥によって拡散したと見ている。防疫当局は、「益山と天安の家擒類で発見されたウイルスが益山、忠清南道瑞山市(ソサンシ)、全羅南道海南郡(ヘナムグン)の野生鳥類から発見された鳥インフルウィルスと同一遺伝子グループに入ることと分析された」とし、「このウイルスは09年と10年、モンゴルの野生鳥類から発見されたのとほぼ同じだ」と説明した。

このため、防疫当局は全国の地方自治体で渡り鳥到来地などに対し徹底した消毒を実施するよう要請した。農食品部は、「ニワトリやカモの排泄物を通じて鳥インフルウィルスが拡散しかねないため、家擒類の排泄物を農場の外へ移動させてはならない」と訴えかけた。2日、鳥インフル追加疑い例申告は受け付けられなかった。

口蹄疫と鳥インフルの同時発生という史上類を見ない事態を受け、防疫当局の悩みも深まっている。防疫当局の関係者は、「鳥インフルの場合、今のところ全国拡散ではないと見て、防疫を通じた拡散防止に総力を傾けている。口蹄疫と鳥インフル防疫に同じ消毒薬を使えるという点はせめてもの救いだ」と話した。

ウィルスの場合、PH7以下の酸性では活動が急速に萎縮するため、防疫当局は酸性成分の消毒薬を防疫に使っている。農食品部の高官は、「数日前の大雪の場合、PH5.5ぐらいに測定され、防疫に役立った。農家の徹底した防疫だけが口蹄疫と鳥インフルの拡散を防ぐ最高の方法」と話した。



alwaysj@donga.com