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都心の「大学授業料」デモ、市民団体や芸能人も加わり拡大の兆し

都心の「大学授業料」デモ、市民団体や芸能人も加わり拡大の兆し

Posted June. 04, 2011 03:06,   

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「大学授業料の5割下げ」を要求する学生たちのデモが日増しにエスカレートしている。警察は、ともすればデモが「第2のロウソク集会」化するのではないか神経を尖らせている。

半デモを主導している21世紀韓国大学生連合(韓大連)は週末の4日午後、ソウル光化門(クァンファムン)一帯で約1000人(警察推定)が参加するロウソク集会を開くことにした。同団体は5月28日、慶煕(キョンヒ)大学国際キャンパスの文化祭を皮切りに毎日集会を開いている。また、5月29日には同連合所属の大学生約300人が、ソウル光化門広場で集会申告をせず奇襲的にデモをした後、大統領府に向かって行進を始め、その過程で70人あまりが警察に連行された。

韓大連は7日には市民社会団体や政党と共に「非常対策会議および大学生ロウソク行動宣布式」を開き、授業料の5割下げ実現のための対策や共同行動を宣言する予定だ。また、11日まで毎日午後8時、光化門一帯で授業料5割下げを要求するためのロウソク集会を開くことにした。

韓大連は、△条件無しの授業料の5割下げ、△李明博(イ・ミョンバク)大統領の国民向け謝罪——を要求している。韓大連は「ハンナラ党の授業料5割下げ政策は、事実上所得下位50%の学生にのみ奨学金を増やし、さらに成績がB以上の学生だけを支援するという内容だ」とし、「条件無しの授業料の5割下げ政策を実現しなければならない」と主張した。

学生らの集会が1週間も続くなか、集会参加者も先月30日の約100人から1日には300人あまり、2日は500人あまりへと次第に増えている。特に、3日の光化門集会からは参与連帯や全国授業料ネットワークなど革新派の市民団体をはじめ芸人のキム・ジェドンさん、俳優のクォン・ヘヨさんら一部芸能人も加わった。

警察は、最近の集会が08年の狂牛病(BSE)ロウソク集会ほどに拡大するのではないかと、緊張を高めている様子だ。警察は、4日の週末集会が今後の集会規模を決める分水嶺になるものと見ている。警察の関係者は「これまでは平日の学生集会のレベルだったが、週末をはさんで一般の市民まで加われば規模がさらに拡大されかねない」とし、「特に市民団体や一部芸能人が参加してから、集会がさらに拡大する兆しを見せている」と話した。

警察は、これまでは学生の身分を考慮して違法行為が深刻な者だけを連行したが、週末集会からは交通渋滞や市民の不便も考慮して対応することにした。



jhk85@donga.com