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台風9号、西海岸と首都圏に直接の影響

Posted August. 08, 2011 07:54,   

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中国大陸に上陸すると予想されていた台風9号「ムイファー(MUIFA)」が西海上に沿って北上し、韓半島の西側全域が暴風域に入った。ムイファーは、マカオで提出した名前で「すもも」という意味だ。

気象庁は7日、「中国へ向かっていた台風9号が6日、進路を変えて、7日、韓半島の西海上を通過している。台風の直接的な影響で、西海岸や南海岸地域だけでなく、首都圏をはじめ、中部地方まで被害が予想されている」と発表した。

気象庁によると、ムイファーは中心気圧が970ヘクトパスカル(hPa)、最大風速36メートルの強い中型台風。木々を倒し、建物に損害をもたらせる強風や1日300ミリ以上の大雨を降らす被害を受けられる規模だ。

台風9号は、7日午後4時現在、西帰(ソグィポ)西北の約240キロ近くの海上を経て、同日夜12時には群山(グンサン)西南方310キロ付近に到達するものと予想された。8日正午12時には白翎島(ペクリョンド)から西側へ190キロ地点を通過した後、北朝鮮・新義州(シンウィジュ)の沖合いを経て、同日夜、中国大連近くに上陸する見込みだと、気象庁は発表した。

台風の影響で、済州(チェジュ)島や木浦(モクポ)など、西海岸地方には雨風が強くなった。旅客船の運航は中断され、航空機も殆ど欠航となり、済州島で休暇を終えて帰ろうとした観光客が足止めされた。

忠清南道(チュンチョンナムド)の西海岸にある島々を結ぶ7つの航路の全ての旅客船も欠航となり、強風によって、南・西海岸地域の随所で停電が発生した。同日、全羅南道(チョルラナムド)高興(ゴフン)・宝城(ボソン)・麗水(ヨス)と済州島には台風警報が出された。

気象庁は7日夜には忠清南道と大田(テジョン)広域市が、8日未明にはソウル、京畿道(キョンギド)、西海5島、仁川(インチョン)などが台風の直接的な影響を受けると見て、台風予備特報を発令した。また、7日夜から8日午前の間、ソウルをはじめ首都圏地域で非常に強い風を伴った雨が降るとして注意を呼びかけた。

気象庁の関係者は、「韓半島周辺の気圧の変化で、台風の進路や強度が流動的なので、気象情報に留意してほしい」と話した。



zozo@donga.com